経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

がんの疑いがある場合がん保険に加入できない?加入の注意点

2017.06.14
分類:ガン保険

がん保険が、一般的な医療保険と大きく違うのは「待機期間」と「責任開始日」があることでしょう。もし、健康診断などでがんの疑いがあり、精密検査をすることになった場合なども加入が難しくなります。がん保険の加入と加入時の注意点について見てみましょう。

 

【がんの疑いがある場合保険に加入できない?】


健康診断でがんを疑われ、検査をすることになった場合がん保険には加入できるのでしょうか?
保険加入の条件は各保険会社や保険商品によって変わってきます。しかし、一般的には現段階で身体に健康上の異常があり、「検査を受けるように勧められている」のなら保険加入時に記入する告知書の項目に該当します。
そして、告知をしたら検査結果がでていない状態での保険の加入は難しいでしょう。
がん保険は通常の医療保険よりも告知範囲が狭く、条件も緩くなっていますが精密検査を勧められているということは、健康上の問題が浮上する為、保険の加入を断られるケースが多くなります。

 

【がん保険の待機期間】


また、検査結果に問題がなかったり、現在健康な人でもがん保険には「90日間の待機期間」というものがあります。もし、加入後90日の間にがんが見つかった場合加入していたがん保険から給付金は出ず、加入していた期間の保険料が返金され保険は消滅しますので、気を付けましょう。
このようなことを考えると、今現在健康に不安がある人は引受基準が緩和されている(いわゆる持病があっても入れる保険)に加入しておき、精密検査の結果が出てから何もなければ、がん保険に加入するという選択もあります。
がん保険を検討する際には、基本的に入院、手術、通院給付金等についての保障は、契約から90日間の待機期間が過ぎて保障開始になることも忘れずに覚えておきましょう。

 

【契約前のがんの発症】


がんは、一般的にがん細胞が生まれてから10年以上経って発症すると言われています。ですから、契約前にがん細胞が体の中にある人も多くいるのです。このような人がすべて、保険に加入できないとなると、あまりにも理不尽なためがん保険の加入については、以下のような条件が決められています。
・契約時の告知が十分されていた
・加入時まで受診歴がなく、本人に、がんの自覚症状がなかった
このような場合は、契約後の発症と見なされます。

 

【まとめ】


がん保険には、保険の公平性を保つために「待機期間」というものが設けられています。がんの疑いがある場合は、速やかに精密検査を受け何もなければ保険に加入することができます。しかし、がんであることを隠し加入すると、後に告知義務違反となりますのでぜひ正直に告知をし保険に加入するようにしましょう。