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がん保険の注意点!がんになっても給付金がもらえない場合がある?

2017.07.18
分類:ガン保険

がんは今や3人に1人が発症するとても身近な病気になりました。このような背景を受け、がん保険に加入する人は年々増加傾向にあります。しかし通常の医療保険とは異なる点が多く、がんになっても給付金がおりなかったという人も少なくありません。
このようなトラブルを避けるためにも加入前には給付条件等をしっかりと確認をしておく必要があります。

 

【がん保険の注意点】


がん保険はがんのみ保障される保険ですので、加入する前には下記のような点に注意が必要です。
・免責期間の有無
・給付金について

(免責期間)
がんは、自覚症状に乏しくがん保険に、加入した時点でがんを発症している可能性もあります。保険の公平性を保つためにも、がん保険には保険加入後90日間の免責期間が設けられており、この期間内にがんになっても給付金は受け取れません。
また無保険状態にならないためにも、新しい保険の切り替えや更新時には免責期間についてしっかりと理解しておく必要があります。

(給付金について)
給付金についても、いくつか注意点があります。がん保険は、がんと診断された場合に、1回だけ診断給付金がおりるものが一般的です。2回目以降はおりない、がんになったのが同じ個所ではおりない、入院を条件としているなど細かな規定がありますので加入前には確認しておきましょう。
また上皮内新生物(初期がん)は給付金の対象にならない場合や、給付金の支払い額が10%~50%になるケースが多い点についても注意が必要です。

 

【給付金を受け取れないケース】


がん保険に加入していてがんになっても、給付金が受け取れないケースがあります。
では、実際にどのようなケースで、がん保険から給付金が受け取れないのでしょうか?
・初期がん(上皮内新生物)が見つかったが、支給対象ではなかった
・がん保険の責任開始日以前にがんが見つかった
・がんと診断されたのが2回目以降であったため支給対象ではなかった
・90日の免責期間内にがんと診断されて保険の契約が無効になった
などのケースがあります。特に免責期間は、他の保険ではあまり聞きなれない言葉です。通常は被保険者が保険の申込書を提出して1回目の保険料引き落としがされれば保険の責任開始日になりますので、がん保険でもこのように勘違いしている人が多いのです。
がん保険では、保険料の払い込みの要件を満たし、90日間経過してから保障期間が開始されるということを覚えておきましょう。