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がん保険と医療保険の保障が重複している?保険の請求は?

2017.08.22
分類:ガン保険

日本は保険大国と言われるほど、国民は様々な保険に加入しています。中でも医療保険と、がん保険は全体の加入率の上位を占めています。
両方の保険に加入している場合、保障内容が重複している場合が多く、無駄な保険料を支払っているかもしれません。保険は、シンプルでわかりやすいものが基本ですので、このような場合保障内容の見直しを検討する必要があります。

 

【入院・通院給付金】


がん保険でも、医療保険でも入院、通院給付金を付けている場合は、それは無駄な保険料を支払っている事になります。
万が一に備え保障は手厚いものをと考えがちですが、やはり重複して受け取る形にしておくと、その分保険料も高くなってしまします。保険の無駄をなくし、必要な保障にすることが大切です。
例えば、夫婦で医療保険とがん保険にそれぞれ加入している場合、合計で4つの保険に加入していることになります。また保険料の支払いも定年前までに済ませる場合は、60歳払込保険にする必要があります。
約4千円の保険料をそれぞれ、20~30年間支払う場合保険料は相当な金額になります。これらの一部を、老後の資金として貯蓄していたらと思う人もいるでしょう。

 

【保険の優先順位】


では、次に医療保険か、がん保険かどちらを優先すればよいのかという点について見てみましょう。
日本は国民皆保険制度というものがあり、全ての人が国民健康保保険や健康保険などの公的保険に加入しています。それにより自己負担割合に応じた医療費の負担をすることで私達は公平に医療を受けることができるのです。また、月々の医療費が高額になった場合「高額療養費制度」というものがあり、私達の医療費の負担を軽減してくれます。
このような事から考えると医療費は公的医療保障を使えば、そこまでの負担を強いられる心配はなく、医療保険よりもがんに備えてがん保険に加入をした方がよいでしょう。

 

【両方入った場合】


それでも、やはり心配なので両方の保険に加入したい、収入が十分あり保険料の支払いに困らないという人は両方加入するという選択もよいでしょう。何故なら医療保険は、1入院の入院日数制限がありますが、がん保険には1入院も入院日数の制限もないものが大半ですので、病気によって必要な保障を受ける事ができます。
そして、医療保険とがん保険両方に加入している場合は、給付金は重複して支払われますので入院中お金の心配をする事もないでしょう。
がん保険、医療保険はそれぞれに利点があるため、予算を考え両方を組み合わせて加入するというのも一つの方法です。