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がん保険と医療保険は別々に加入すべき?保険料や保障から考える

2017.10.19
分類:ガン保険

がん保険と医療保険の両方の保障を得たいと考える場合、医療保険に特約としてがん保険を付加させるか、医療保険とは別にがん保険に新たに加入した方がよいのか迷うところです。
保険料や保障内容など様々な観点からどちらがおすすめなのかみていきましょう。

 

【医療保険とがん保険の基本】


医療保険は、病気や怪我などに対して保険から給付金が出るもので、契約内容によって入院1日いくら給付金がでるのか、何日まで保障されるのか、給付がされる疾病などが細かく決まっています。
入院日数の通算は1,000日前後に設定される方が多く、1入院30日、60日、120日、180日から選ぶことができます。
対してがん保険は、がんのみに備えることができる保険で、医療保険でのがんに対する保障と大きな違いは一時金の有無があります。
またがん保険では、がんと診断された場合に多くの診断給付金が受け取れるものが多く、治療が長期化する、治療費が高額になるというがんの特徴を考えると患者や家族にとって大変ありがたい保険と言えます。

 

【保険料から考える】


それぞれの保険には、このような特徴がありますががん保険は医療保険とは別に加入すべきなのでしょうか?
まず保険料という面からみると、別々に加入した場合それぞれに保険料が必要になります。
ある保険会社では、入院1日1万円の場合40歳男性で見ると医療保険4,000円、がん保険3,800円程度となり、月額合計7,800円かかります。(診断給付金100万円)
全く同様の条件で、医療保険の特約としてがん特約を付加させた場合、追加負担はがん特約分の1,900円程度で済み合計は5,900円となります。毎月の保険料の差額は1,900円となります。
この保険料を今後20年払い続けると、456,000円の差がでます。保険料だけを考えると、別々に加入するよりも、特約として付加した方がお得と言えます。

 

【保険の見直しをする場合】


保険に加入後、ライフスタイルの変化や今契約しているものよりもよい医療保険がでた場合など、保障内容を見直しする場合のことを考えてみましょう。
このような場合、特約だけを残し医療保険を解約することはできず、医療保険を解約した時点でがん特約も解約をすることになります。
加入後の見直しという観点から考えるとそれぞれ別々に契約をした方がよいでしょう。

 

【まとめ】


医療保険の保障は様々なものがあると安心感はありますが、病気にならなかった場合のリスクや加入後の見直しなども考え、自身で保険にどこまでの保障を求めるのか明確にしておく必要があるでしょう。