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がん罹患後でも加入できる保険はある?医療保険の選び方

2018.01.26
分類:ガン保険

持病があったり、既往症があってもがん保険に加入できるのでしょうか?がん治療中でも加入できる保険や、審査の基準など詳しくみてみましょう。

 

【がん治療中などでも保険に加入できるのか】


持病や、既往症、がんの治療中でも加入できる保険はあるのでしょうか?現在は、たいていの保険会社がいくつか質問事項を設け、審査を通過した場合は原則として保険に加入できます。
質問項目や、加入制限に該当する病気などは保険会社によって多少異なりますので、一社がだめだったとしても、他の保険会社では加入できるケースもあります。
がん治療中などでも加入できる保険には、どの様なものがあるのでしょうか?

 

【引受基準緩和型医療保険】


持病や、治療中であっても加入できるがん保険として「引受基準緩和型医療保険」というものがあります。
加入時の審査基準の一例として下記のような項目があります。
・現在入院中または、3か月以内に入院、手術、検査などを勧められた
・過去2年以内に脳卒中、心筋梗塞、狭心症、不正脈、気管支喘息、リウマチ、こうげん病、潰瘍性大腸炎、クローン病などで入院したことがある。または、上記の病気で過去2年以内に90日以上の入院をしたことがある。
・過去2年以内に糖尿病で入院、またはその合併症で医師の検査、診察、治療、投薬を受けたことがある。
・過去5年以内にがん、心臓病、動脈疾患、慢性肝炎、肝硬変、肺気腫、肺線維症、慢性気管支炎、などで医師の診察、治療、検査、投薬を受けたことがある。
などが質問項目として挙げられます。

 

【無選択型医療保険】


また上記以外にも、「無選択型医療保険」というものがあります。これは、通常の医療保険よりも保障内容が少なく、保険料も引受基準緩和型医療保険より割高になるため、あまりお勧めはできません。
たとえば、加入後保障が開始されるのが91日目からですのですぐに、保障がでない点や、保険料が割高である、死亡保障がない、高度障害保険金がないなどのリスクがあります。
ただし、こちらの保険は引受基準緩和型医療保険のように、告知や、保険会社による審査が必要ないため誰でも加入できるというメリットはあります。

 

【まとめ】


このようにがんになっても、加入できる保険はいくつかありますが、それぞれ加入制限があったり、保障される内容が厳しくなったり、保険料が割高になるなどのリスクがあります。
病気になって、慌てて保険に加入しようと思う場合はこのようなリスクがあることを理解し、必要な保障はできるだけ健康なうちに加入しておく様にしましょう。