経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

がん保険の用語と意味や内容を知りたい

2018.07.12
分類:ガン保険
がん保険の用語は、普通の生命保険とどう違うのでしょうか?用語の意味や保険の内容も一緒に説明していきましょう。誰にでも「がんのリスク」はもっているので参考になればと思います。

■がん保険に関する用語と内容

◎「がん保険」とは、一般の生命保険がほとんどの病気に対応していますが「がん保険」は、がんだけに特化した保険なのです。特殊な例として「がん」と診断されただけで給付金が受けられます。がんの治療は早期発見と早期治療であれば完治率が高いので便利な保険と言えます。また、がんの治療費は高額の為に自己負担だと想定以上の出費があるので「がん保険」に加入していると安心です。 ◎「待機期間」は、がん保険の契約を完了してから90日または3か月間の待機する期間を設けていてその間に「がんと診断」されても保障できない期間です。「免責期間」「不填補期間」とも呼ばれることもあります。がんを発症しても自覚症状がないこともあって「がんになった人の保険加入」を受け入れることができない為です。 ◎「診断給付金」とは、がんの治療は、早期発見、早期治療を前提としているのでがんの診断でがんと確定された場合に早めに対応してくれる事が望ましい内容です。診断後すぐに請求できるので100万円位の治療費を受け取る場合もあります。その他の治療や入院は事後処理として請求するので「がん保険」の要と言われているようです。 ◎「上皮内新生物」とは、がんの早期発見の場合において、腫瘍が上皮(粘膜層)内にとどまっており、基底膜以降の組織に浸潤していない状態で治療によって再発のおそれがありません。「診断給付金」の条件になる場合があります。 ◎「悪性新生物」とは、悪性新生物は、基底膜(大腸の場合は粘膜筋板)をがん細胞が越えており、転移や再発の可能性もあるので「診断給付金」の条件の対象外になる場合があります。 ◎「基底膜」とは、上皮・筋・神経組織が結合組織と接する所にある膜状のものです。 ◎「入院給付金」とはがんの治療の為に入院して、がんの治療後に退院した時に請求できる給付金です。入院費が1日につき5千円から1万円と高額な場合もあり経済的に助かる保険内容でしょう。 ◎「手術給付金」とは、がんの手術に必要な保険金です。支払い方法が2通りあり、給付金が一律の10万円に設定されている時と、「入院給付金日額」のかける10倍・20倍・40倍などで支払いを設定している方法があります。 ◎「通院給付金」とは、最近の保険の内容が「入院」よりも「通院」に比重を置いた保険になっています。1回の通院で給付金を5千円から1万円のどちらかを選択することができます。以前の「がん保険」では入院を条件に指定している場合があったので、条件の良い「通院タイプ」が選ばれる傾向にあります。 ◎「がん先進医療特約」とは、がん治療は年々進化をとげています。最新の技術を利用する事によってより安全に治療を受ける事ができる付加価値をつけた保険契約です。がん治療に用いる陽子線治療や重粒子線治療は高額になる為に300万円近くの治療費をカバーできる特約です。(特別な条件の契約)10日以内の初期の入院なら対象外となることもあります。 ◎「退院給付金」とは、がんの治療後に無事に退院した時に支払われる給付金のことです。(=在宅療養給付金) 給付金の内容は、入院給付金の10倍や20倍の支払いが設定されています。 ◎「化学療法や放射線治療の特約」は、その名のとおりに化学療法などを受けた場合に、1回の治療につき10万円または20万円の支払いが一般的になっています。 ◎「払込免除特約」とは、特定の診断によって、その後の支払いが免除となって保障も受けることができる保険です。仮に「悪性新生物と診断確定」などが対象になっています。 その他にも医療用語などありますが、「がん保険」において重要な用語のみを抜粋して説明しました。あくまでも一般的な内容ですので、各保険会社、保険の特約などによって、内容は異なりますので確認が必要です。がんに特化した保険ではありますが、日本人の死亡率の高さやリスクを考えると必要な保険だということです。 保険加入検討している方、保険に関する情報、疑問等は有限会社タウルスまでご相談くださいませ。