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住宅ローンを組む時には死亡保険が重複していないか確認しよう

2017.05.23
分類:死亡保障

住宅ローンを組む時には一般的に「団体信用生命保険」に加入する事になります。これは任意加入ですが、住宅ローンを組む人の約9割が加入する生命保険です。
以前に生命保険に加入している人は、保険内容が重複する可能性もあり注意が必要です。

 

【団体信用生命保険】


この保険の特徴は、住宅ローンの返済期間、借入額、年齢、金利などから保険料が算出されますが団体で加入する事で保険料が通常よりも安くて済みます。
また、この生命保険への加入が住宅ローンを組む条件になっているケースもあり、これらが加入率が上がる理由と言えるでしょう。
団体信用生命保険は、債務者が死亡、高度機能障害などにより、働けなくなった場合住宅ローンの支払いが出来なくなることを防ぐ目的があります。
債務者に万が一の事が起こったら、団体信用生命保険から保険金が支払われそれを住宅ローンの返済に充てる事になっています。

 

【団体信用生命保険の注意点】


団体信用生命保険は、原則的に保障される対象は死亡と、高度障害のみです。ガンや、脳卒中、心筋梗塞などの3大疾病について保障はありません。
もし、このような病気になって、債務者が働けなくなり、住宅ローンの返済が滞る事のないように、必要に応じて保障を増やす事も検討しておきましょう。
また団体信用生命保険は、受取人は借り入れをしている金融機関となっており、全て住宅ローンの返済に充てられる為、お子様のいる家庭などでは子供の教育費は自身で稼ぐか、貯金を使う事になります。

 

【住宅ローンを組んだら生命保険の見直しが必要】


このように、団体信用生命保険は債務者の万が一に備え加入する保険です。住宅ローンを組む前に何かしらの生命保険に加入している人も多いでしょう。
以前から加入している生命保険の保障内容を見比べ、重複している部分がないか確認しておく必要があります。
重複していれば、その分月々の保険料も高くなり無駄が出る場合もあるため、保険証券で確認したり、わからない場合は保険会社に問い合わせをしてみるとよいでしょう。
また、反対に不足している保障がないかも確認しておくとよいでしょう。住宅ローンを組むという事は、これから何十年という長い期間多くの負債を負うという事です。
住宅ローンが完済するまでは、債務者は勿論、配偶者に対しても万が一の保障や備えをしておく必要があります。

 

【まとめ】


住宅ローンと、死亡保険について理解できたでしょうか?住宅ローンは長く返済をしていくものですので、万が一に備え団体信用生命保険への加入をお勧めします。
しかし、保障内容がすでに加入している死亡保険と重複していないか、また不足していないかなどは必ず確認しておきましょう。