経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

これだけあれば生命保険は必要ない!最低限必要な備え

2017.04.06
分類:死亡保障

21db6b998e2c3c8ef42ce9f3b3b1627f_s

日本は、諸外国に比べ保険に加入する人が多く、中には自分は無駄な保険料を支払っているのではないか、と感じている人もいるかもしれません。特に生命保険は、保障期間も長い事から保険料も高くなります。生命保険は本当に必要なのか検証してみましょう。

 

【生命保険は本当に必要?】


生命保険に加入するきっかけとして多いのが、結婚、就職、出産など人生における転換期に保険会社から勧められたというケースではないでしょうか?
この時に、保険の営業マンに言われるがままに加入したという人や、周りの人が加入しているから加入した方がいいのかな?と思い加入した人もいるでしょう。
しかし、その保険本当に必要か深く考えた事はあるでしょうか?
特に保険は無形の商材で、日ごろ私達が買い物をする時に手に取って見る事が出来る電化製品や、車とは全く違います。
ですから形のない保険という物に加入する時に、私達が考えなくてはいけない事は「保障内容」と「病気になった場合のリスク」です。
これらを考え、今加入している保険が本当に必要なのかどうかもう一度考えて見ましょう。

 

【死亡した場合に必要になるお金】


では、まず死亡した場合に必要最低限いくら位あればよいのか、という点から考えていきましょう。
これは、家族構成や子供の年齢などによってそれぞれ違いますので一律いくらという事は言えませんが、いくつかの例で見てみましょう。
住宅ローンを利用して住宅を購入していれば、死亡時に保険で相殺される為、遺族が残りの住宅ローンを支払う必要はなくなります。
また、サラリーマンの場合会社から退職金相当の死亡退職金が支払われます。
さらに、幼い子供がいる場合子供が18歳になるまでは遺族年金が支給されますので食べていくのに困るという事はなさそうです。
しかし、子供の教育費に関してはどのような場合でも必要になりますので、お子様がいる家庭では生命保険に加入しない場合、一人に付き1千万円程度の備えは必要になります。

 

【医療費の負担】


もし、病気になった場合はどうでしょうか?
日本には大変充実した公的医療保険があります。医療保険を使えば、病気になって入院した場合でも一般的な収入の人であれば月々の負担は約8万円程度で済み、半年間入院しても40万円ほどあれば賄う事が出来ます。
このように、考えると最低限の備えさえあれば、毎月高い保険料を支払って生命保険に加入する必要性はさほどないように感じます。

 

【まとめ】


日本人特有の性格から、皆が生命保険に加入するからという理由で加入している人も多いのではないでしょうか。
日本のように公的医療保障が充実している社会で、生命保険はそもそも必要なのかという観点からもう一度考える必要がありそうです。