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死亡保険の必要な補償期間はいつまで?保険を見直す時期

2017.08.30
分類:死亡保障

万が一に備え死亡保険に加入する人が多いのですが、その補償期間はいつまでにしておけばよいのでしょうか?定年退職すると、現役時代とは異なり収入は大きく減少しますので、高額な保険料の支払いは避けたいのが本音でしょう。
死亡保険の保障期間と保険の見直しについて考えてみましょう。

 

【必要な補償期間】


死亡保険は、世帯主の万が一に備え遺された家族の生活を補償するために加入するものです。この意味を考えると、子供が小さいうちには教育費や、生活費が多くかかる為、高額な補償を付けておく必要がありますが、子供が独立して夫婦2人になった場合はそれほど大きな補償は必要ありません。
死亡保険が必要になる期間は、子供が独立するまでの間となりますが、住宅ローンなどを組む際には団信保険に加入することになりますので、補償が重複しないように注意しましょう。
夫婦だけになった場合は、死亡保険の補償額の見直しが必要になるでしょう。また、死亡保険はその補償額の大きさから保険料も高額になります。

 

【終身保険は要注意】


終身保険に加入している人は、保障が一生続くというメリットがある反面、支払いも一生続くことになりますので注意が必要です。
終身保険は月々の保険料は安いのですが、この先一生涯保険料がかかるため定年後の家計を圧迫しかねません。退職金などで万が一に対する備えができたら、保険を解約してその分貯蓄をしておく方が賢明でしょう。
また、保険の補償は一生あった方がよいが保険料の支払いを定年後も払い続けるのは嫌だという人は、60歳、65歳までの定年退職のタイミングで保険料を払い終えるという方法もあります。

 

【ライフプランの作成】


保険がいつまで必要になるかは、各家庭や家族構成、収入などによって変わってきますので、ライフプランを作成してみましょう。
ライフプランに子供の入学、就職、結婚、世帯主の定年退職などを記入し、実際に今からその時期まで何年あるか、そこでどれくらいの資金が必要になるかなどを細かく記入していきましょう。
プランを立てても、家族構成の変化や、環境の変化に応じてその都度必要になる資金やリスクは変化していきます。しかし、ライフプランを作成して人生の中のお金の流れを大まかに把握しておくことでより計画性を持って人生を歩むことができるのです。
死亡保険は世帯主の万が一に備え、必要になるものですので是非家族でしっかりと話合いライフプランと伴に補償期間についても計画を立てていきましょう。