法人保険ラボ

私達が生命保険に加入するきっかけとなるのは、結婚や就職、出産などが多いのですが、多くの場合保険の専門家に促されて加入するケースがほとんどで、自身で明確な時期を判断して加入する人は少ないでしょう。
また若いから自分には必要ない、自分は独身だから大丈夫など加入するタイミングがつかめずに加入をためらっている人も多いのではないでしょうか？これを機会に生命保険に加入する時期を考えてみましょう。

【月々の保険料】

60歳払込終身保に加入した男性が、死亡保険金500万円で契約した場合の加入年齢ごとの保険料をみてみましょう。
・20歳　　月額保険料7，470円
・30歳　　月額保険料10,455円
・40歳　　月額保険料16,630円
・50歳　　月額保険料34,760円
終身保険は、加入時の年齢の保険料がずっと継続されるものです。60歳払い済み保険ですので、20歳で加入した場合7,470円を40年間支払うことになり、50歳で加入した場合、34,760円を10年間支払うことになります。

【払込み総額を比較】

それぞれ60歳まで支払った場合の払込総額は以下のようになります。
・20歳　　358万5,600円
・30歳　　376万3,800円
・40歳　　399万1,200円
・50歳　　417万1,200円
これをみると、若いうちに加入した方が払込総額は安くなることがわかります。ただ、20歳で加入すると以降40年間という長い期間保険料の負担をしなくてはなりません。この間、転職や離職などによって収入減があるリスクも考えておく必要があります。

【定期保険の場合】

一方定期保険の場合も同様に調べてみると、保険料は下記のようになります。
・20歳　　月額保険料1,070円
・30歳　　月額保険料1,190円
・40歳　　月額保険料1,805円
・50歳　　月額保険料3,355円
定期保険が、終身保険と違う点は10年や5年ごとなどの定期的に保険料の更新があることで保険料は更新ごとにあがる点です。
・20歳　　89万400円
・30歳　　76万2,000円
・40歳　　61万9,200円
・50歳　　40万2,600円
また定期保険は終身保険と違い若いうちに加入した場合、払込み総額が多くなっていることがわかります。定期保険に加入する場合は、保障が必要な一定期間だけ加入し、以降は解約をした方が賢明でしょう。

【まとめ】

死亡保険には、終身保険と定期保険の2種類があります。終身保険については、長期間保険料を支払うリスクはありますが、若いうちに加入しておく方が支払い総額を比較するとお得と言えます。
定期保険の場合は、反対に若いうちに加入すると支払い総額が高くなります。それぞれの保険の特徴を知り、自身にとって最適な時期を見極めて加入するようにしましょう。