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複数の死亡保険に加入した場合のメリット・デメリット

2017.07.31
分類:死亡保障

生命保険は万が一に備え加入している人が多いですが、自身が加入している保険の状況を把握しておらず生命保険に複数加入している人もいます。複数の生命保険に加入している場合のメリット・デメリットを見てみましょう。

 

【複数加入するメリット】


生命保険に複数加入した場合のメリットは、それぞれの保険のよいところを選び自身の保障として取り入れられる点です。
例えば、医療保障と通院、入院保障などを取り入れたい場合それぞれの必要保障額を分割して加入し、特約として付加することができます。このよう複数の生命保険に加入すると、組み合わせ次第で、自分の生活スタイルに必要な保障を付けられるというメリットがあります。
また、一つしか生命保険に加入していない場合に生命保険の見直しをすると、全て解約することになるため、リスクが大きくなります。

 

【複数加入するデメリット】


複数の生命保険に加入するデメリットは、やはり保険料がその分高額になる点と、申し込みや告知、手続きなどに手間がかかる点でしょう。被保険者に万が一のことがあって死亡保険金を請求する際にも、それぞれの保険会社に連絡をいれて、所定の手続きをとる、必要書類を揃えるなどの手間が必要になります。
また、複数加入していると加入者自身でもどのような保障の保険に加入しているか把握できず、わからなくなるということがあります。

 

【複数加入していても保険金はすべて貰える?】


生命保険は、被保険者が死亡した場合に保険金が支払われるものですが、複数加入していた場合その全ての生命保険から保険金は支払われるのか気になります。生命保険は、損害保険や医療保険とは異なり、全ての保険会社から保険金を受け取ることが出来ます。
しかし、保障額には上限があります。基準は収入と職業によって決められ一般的には、年収の15倍までとされています。
また、危険を伴う職業に就いている場合は事故が起こる可能性が高くなるため保険金が制限される場合もあります。保険に複数加入することで、万が一に対する保障は大きくなり安心が得られますが、その分加入者の負担は大きくなります。保険料が高くなりすぎて生活を圧迫しすぎないように、自身にとって必要な保障を選択するようにしましょう。
生命保険に複数加入するメリット・デメリットは理解できましたか?保険の特徴をしっかりと理解し、生命保険をうまく活用していきましょう。