生命保険の死亡保障額は、家族構成、収入、独身者か、既婚者かによっても変ってきます。それぞれに置かれている状況が異なるため、必要になる金額も違いますが、一つの目安として平均額を知っておくと保険に加入する際の参考にできます。
独身の場合は500万円、結婚したら1千万円、子供ができたら3千万円というのが一般的に言われる死亡保険金ですが、これはあくまで目安です。
生命保険文化センターの調査によると、実際に受け取る保険金の平均額は、約1,500万円となっています。
公務員やサラリーマンの場合は、遺族年金等の公的保障も充実しているため、不足分を民間の保険などで補填するように考えておくとよいでしょう。
世帯主に万が一のことがあった場合、遺された家族が生活していく為にはいくら必要になるのでしょうか?こちらも小さい子供がいる家庭、子供が独立している家庭、共働き世帯、子供がいない夫婦などによっても変わってくるため一概には言えませんが、全年齢で平均すると2,736万円という調査結果となっています。
最も保険金の受取額が多かったのは、被保険者の年齢が50歳前後で、これは子供の教育費等が最もかかる年齢と重なり家族を養う責任も最も大きくなる40~50代で高額な保障を受取っていることがわかります。
これには、子供の教育費や配偶者の介護費用なども含まれています。これだけの金額を生命保険だけで準備するのは、大変でとてもカバーできる金額ではありません。世帯主の万が一に備え、公的保障と、民間の保険などの私的保障でカバーすることが大切です。
生命保険の受取額もさることながら、保険を選ぶ際には下記のようなポイントも大切になりますので、覚えておきましょう。
・どんな保障が必要か
・保障はいつまで必要になるのか
・いくら必要か
・月々の保険料はいくらにするか
・保険料をいつまでに払い終えるのか
・いくら戻ってくるのか
生命保険は終身タイプと、定期タイプがあります。それぞれにメリット、デメリットがありますので自身のライフスタイルや、収入、家族構成などによって適切なものを選択するようにしましょう。
まだ生命保険に加入していない人は、これを機会に検討してみるのもよいでしょう。未婚、既婚のどちらかでも必要額は大きく変わりますし、加入する保険のタイプによっても保険料は変ります。
保険のホームページ等でも自身に必要な保障額を調べたり、保険料を試算することができますので一度シミュレーションしてみるとよいでしょう。