結婚や、妊娠、出産、就職などを機会に、万が一に備え生命保険に加入する人は多いのですが、中には加入を断られる人もいます。加入する際の条件や、どんな時に加入を断られるのか詳しくみていきましょう。
生命保険だけではなく保険は申し込みをしたら、必ず加入できるものではなく加入する際には、必ず保険会社の審査があります。
審査項目に引っかかると保険の加入を断られたり、加入できたとしても特別な条件が付けられるケースが多いのです。生命保険の申込み時に行われる審査には下記のようなものがあります。
・収入の状況を審査
生命保険は特に、加入期間が長く被保険者の保険料負担も重くなります。保険会社からすれば、長期にわたり安定した収入が見込め保険料を支払い続けることができるかどうかが加入の際の大きなポイントになるのです。ですから、無職の人やフリーターなどの場合は加入を断られるケースもあります。
ただし、収入が全くない専業主婦の方は、自身の収入はなくても世帯として条件を満たしている場合は加入ができます。
・職業の審査
暴力団関係者などは、反社会勢力を排除する目的として加入できません。また危険度の高い、レーサーやプロボクサー、高いところで作業をする事が多い人などは加入できなかったり、保障額に制限が付く場合があります。
・健康状態の審査
健康状態の審査は、何よりも厳しいもので持病があったり、手術や入院歴などの審査が行われます。
上記のような加入条件の審査を受け加入が出来なかった場合は生命保険の加入を諦めるしかないのでしょうか?
審査を受け加入を断られた人でも、下記のような条件付きで加入ができる保険もあります。
・割増保険料を負担する
通常の保険料よりも多く保険料を支払って加入するもの
・給付金の削減
加入から一定期間内に万が一のことが起こった場合給付金が削減される
・部位不担保保険
特定の体の部位や病気に関して一定の期間保障が受けられない条件付きで加入するもの
また近年人気となっているもので、持病がある人でも加入しやすい「引き受け基準緩和型保険」というものもあります。
生命保険は、遺された家族の生活を支えるためのもので万が一に備え多くの世帯で加入している保険です。加入に際し上記のような条件があり保険会社による厳しい審査が行われますが、持病や入院歴などがある人でもあきらめずに複数の保険会社に相談してみましょう。
様々な条件のもと、加入できる生命保険があるかもしれません。