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万が一に役立つ!死亡保険の請求方法と受取りまでの基本的な流れ

2017.11.27
分類:死亡保障

世帯主など一家の大黒柱の万が一のために、生命保険に加入している人は少なくありません。しかし、被保険者が死亡し保険金を受け取る場合、何もせずに死亡保険金が入ってくるわけではなく所定の手続きをしなくてはなりません。死亡保険金の請求の仕方や受取りまでの流れをみていきましょう。

 

【保険加入後に必ず行うべきこと】


生命保険の中でも、特に死亡保険については、被保険者自身で保険受取人に連絡をしたり、保険会社に連絡をする事はできません。ですから保険受取人の方が、死亡保険契約の有無を把握しておく事が保険金の請求をする時の大前提となります。
保険受取時に困らない様に、死亡保険に加入した時点で、受取人の人には少なくとも下記の点を伝えておく様にしましょう。
・保険契約の種類
・保険会社の名前、担当者、連絡先
・保険証券のある場所
・保険の対象者
受取人には、最低限これくらいの情報は伝えておかなければ、死亡保険金請求がスムーズに行えない場合がありますので気を付けましょう。

 

【保険金請求の方法】


まず、被保険者が死亡した事を、保険会社に連絡します。この時手元に保険証券があれば相手側にも情報が伝わりやすいので準備しておくと良いでしょう。
また、この時に保険の担当者から下記のような事を聞かれますので、連絡をする前にメモしておく様にしましょう。
・被保険者の氏名
・被保険者が死亡した日
・死亡の原因(事故、病気)
・死亡保険金受取人の氏名と連絡先、続柄
・死亡する前の入院や通院履歴、手術の有無
上記を確認後保険会社から手続きに必要な書類が送られてきます。

 

【保険金受取りに必要な書類と保険金の受取り】


次に、保険金受取りに必要な提出書類についても理解しておきましょう。一般的には、下記の様なものがあります。
・死亡診断書
・保険証券
・被保険者の死亡が記載された住民票(証明日から6か月以内のもの)
・受取人の身分証明書(運転免許証、マイナンバー、パスポート、健康保険証など)
これらと、保険会社から先に送付された保険金請求書に必要事項を記入して、一緒に保険会社に提出する様になります。
提出した書類等を保険会社で確認、審査し不備がなかった場合は保険金の支払い手続きに移ります。

 

【まとめ】


死亡保険金の請求には、3年という時効があります。被保険者が死亡して家族や親しい友人は悲しみ、その事実に動揺しますがこの様に請求権には時効がある事を頭に入れて早めに手続きを開始しましょう。