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死亡保険受け取りまでの流れと保険金請求時に必要になる書類

2017.11.30
分類:死亡保障

保険の中でも死亡保険金の受け取りは、通常の保険とは異なり被保険者自身で保険会社に連絡をしたり、保険金請求の手続きを行う事ができません。
突然の不幸で、遺族が動揺している中保険金請求の手続きを行う必要があるため、事前にどのようなものが必要になるのか知っておくと心強いでしょう。

 

【死亡保険金受取りまでの流れ】


死亡保険金は、被保険者に万一のことがあった場合何もしなくても自動的に振り込まれるわけではありません。まず、被保険者が死亡した場合や、高度障害になった場合など保険の支払い事由が発生した場合、保険契約者又は保険受取人が保険会社に連絡します。
ですから、このような連絡をスムーズに行うために、死亡保険に加入した時点で受取人に対して下記のことを伝えておく必要があります。
・加入している保険の種類
・保険会社名
・保険証券の番号や、保険証券の保管場所
・保険会社の担当者、連絡先

 

【保険会社からの確認事項】


また、保険会社は連絡を入れた人に対して下記のような確認を行いますので、すぐに答えられるよう用意しておきましょう。
・被保険者の氏名
・保険証券番号
・亡くなられた日時
・受取人の氏名、連絡先
・死亡前の入院歴や手術の有無
これ以外にも、保険会社によって確認される事がありますので事前に調べておく必要があります。

 

【死亡保険金請求時に必要になるもの】


次に保険金請求時に必要になるものとして下記の書類があります。
・医師による死亡診断書
・市区町村役場で発行される被保険者死亡が明記された住民票
・受取人の本人確認書類
(免許証、健康保険証、パスポートなど)
また、病気ではなく交通事故で被保険者が亡くなられた場合は、これ以外にも事故状況報告書や、自動車安全センター発行の交通事故証明などが必要になります。
さらにマイナンバー制度導入にあたり、死亡保険金の支払い金額が100万円を超える場合は税務署に提出する支払い調書にマイナンバーを記載する様になりますので、契約者及び受取人の方のマイナンバーの申告も必要になります。

 

【まとめ】


死亡保険金の請求には、さまざまな書類が必要になります。また、マイナンバー制度の導入で、今後は必要書類も増えていくでしょう。請求時に受取人の方が困らないためにも、死亡保険に加入したら保険の有無、保険証券の保管場所、種類などは伝えておく様にしましょう。