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要支援1とは?要支援1で受けられるサービスについて

2017.02.14
分類:介護保障

親や配偶者、身近な人が年を取ってくると心配になるのが介護の問題です。
実際に利用する時になって困らない為にも、今から少しずつ介護制度について勉強をしておくとよいでしょう。
そこで、要支援1とはどんな状態なのか、また利用できるサービスなどについてみていきたいと思います。

 

【要支援1とは】


要支援1は、現在日常生活の基本的な動作においてほぼ自力で行う事ができる人の事を言います。ただし、今後介護が必要な状態への進行を予防する為に日常生活動作において何らかの支援が必要な状態を指します。
要支援は、介護的役割というよりは現在の状態を進行させない為の予防策としての支援という役割が強いでしょう。

 

【要支援1で受けられるサービス】


要支援1で、受けられるサービスは下記のようなものになります。
・在宅サービス
・通所サービス
・地域密着型サービス
・環境整備サービス
などがあります。
それぞれについてみてみましょう。

(在宅サービス)
自宅に専門員が来て、買い物や、掃除、入浴などの生活援助を行ったり、医師や看護師、理学療法士などが来て体調管理やリハビリを行います。

通所介護)
施設に本人が出向き、様々なサービスを受けます。例えば、一時的に老人施設に入所するショートステイや、デイサービス等に通う事などが出来ます。

(地域密着型サービス)
認知症に対応した施設への入所や、小規模高齢者専用住宅への入居などがあります。

(環境整備サービス)
福祉用具の借り入れや、住宅のリフォームに補助金が出るなどがあります。

 

【費用は?】


要支援1で受けられるサービスの費用は、1か月約5万円程度です。自己負担額は大体1割になりますので、毎月の負担額は5千円程度で介護制度を受ける事ができます。大まかなサービスにかかる費用は下記のようになります。
・ホームヘルパー週1回利用(月額)1,200円
・入浴 約900円
・リハビリ 1回 400円
・デイサービス週1回(月額)2,200円
・ショートステイ 1日約500円
・高齢者専用住宅(月額) 約4,800円
となっています。
これらを組み合わせ、毎月の限度額を超えないように、専門員の方と相談をしながら必要なサービスを選択する事になります。

 

【まとめ】


要支援1は、多くの高齢者が利用する事の多い介護制度です。受けられるサービスには限りがありますが、利用する事で本人にとっても家族にとっても良い気分転換になったり、ストレスの解消になります。
利用できるサービスをしっかりと理解して、うまく活用していきましょう。