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介護保険と医療保険はどう違う?保険制度の違いを知っておこう

2017.04.14
分類:介護保障

いざ介護が必要になった場合に、自身が利用できるサービスをきちんと知っている人は少ないのではないでしょうか?介護費用は、思っていたよりも多くかかり、家庭の負担も大きくなります。
介護保険や医療保険について事前に知っておく事で、早めに準備をすることができます。

 

【介護保険と医療保険の違い】


(介護保険)
介護保険は、日本にある公的医療保険制度に含まれておりすべての国民が受ける事ができる公的サービスです。
対象者は65歳以上の要介護者となっていますが、特定の疾患がある方については45歳以上から利用する事ができます。
要介護者に対しての生活支援を目的としています。例えば、ケアマネージャーによる、介護相談、ケアプランの作成、介護施設の利用、訪問介護、福祉用具のレンタルなどがあります。
負担は、1割または2割の自己負担で利用する事ができますが、保障には上限があります。

(医療保険)
医療保険は、社会保険制度の一つで、対象者は被保険者全員となっています。
病気や怪我の治療が目的となっています。
使う内容は、風邪、骨折、虫歯の治療などがあります。
医療保険は、収入や年齢により自己負担額3割、2割、1割となっており、保障の上限はありません。
医療保険では、病気や怪我に対する保障をしてくれ、介護保険では要介護者を対象に生活の支援を行う点が大きな違いでしょう。

 

【保障内容の違い】


医療保険は、一般的に保険料の本人負担は3割になっていますが、介護保険では本人負担は1割となっています。(収入により2割の自己負担になる場合があります。)
また介護保険では上限があり、上限を超えた費用は全額自己負担になりますので注意が必要です。
対して、医療保険では高額な医療になっても自己負担3割の負担は変わらず、高額療養費制度も利用すれば、一定額を超えた部分については後に払い戻しがされます。
介護保険では、本人の自己負担割合は少ないのですが、給付に上限がある為、それを超えないようにケアマネージャーと相談しながらプランを作成していく事が大切です。

 

【まとめ】


このように、介護保険と医療保険はどちらも社会保険制度の一つですが、その保障内容や、保障限度額などに違いがあります。
今後いつ、誰に介護が必要になるかわかりません。
私達は自身に合ったプランの作成をする事や、介護保険と、医療保険の保障内容や上限などの違いをしっかりと理解しておく必要があります。