経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

介護保険制度の目的とは?その仕組みと制度の目的を知ろう!

2018.02.14
分類:介護保障

40歳からすべての国民が加入することになる介護保険制度ですが、その制度や目的について十分に理解していない人もいるでしょう。
これを機会に一度介護保険制度の目的や仕組みについてみてみましょう。

 

【介護保険制度の目的】


介護保険制度の目的としては、介護保険法に記載されていますが、こちらは少し分かり難いため、分かりやすくひも解いてみましょう。
介護保険の目的は、加齢によって起こる疾病等によって入浴や、排せつ、食事など日常的な生活を送ることができない人に対して尊厳を失う事なく自立した生活を送れるように医療サービスや、福祉サービスが手助けをし、自立した生活が送れることを目的としています。
また国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、これらの保険給付に関してのさまざまな事項を取り決め国民の保健医療の向上や福祉の増進を図ることを目的としています。

 

【介護保制度の仕組み】


介護保険制度は、平成12年4月1日から始まった制度で、40歳に誕生日を迎えると保険料を納める必要があります。40歳以上の被保険者から保険料を徴収し、自身も介護が必要になった場合、さまざまな介護サービスを受けることができます。
実際にかかった費用に対して、自己負担割合は1割ですので、万が一日常生活で介護や支援が必要な場合は申請をして活用しましょう。
一般的には、65歳以上の要介護認定を受けた人が利用できる制度ですが、介護保険の16特定疾患として認められれば、65歳以下の人も利用することができます。
介護保険の16特定疾患としてリウマチや、がんなどがありますので厚生労働省のホームページで確認しましょう。

 

【介護保険で受けられるサービス】


介護保険では、大きくわけて施設サービスと、居宅サービス、介護予防サービスに分類されます。
それぞれのサービスの一例をみてみましょう。

・施設サービス
介護老人福祉施設
介護老人保健施設
介護療養型医療施設

・居宅サービス
訪問介護・訪問看護
訪問リハビリ
通所介護
福祉用具のレンタル
住宅の改修

・介護予防サービス
福祉用具の貸与
入浴や食事の補助
ホームヘルプサービス
住宅の改修
などがあります。

 

【まとめ】


介護の目的や仕組みについては理解できたでしょうか?私達の社会は今急速に少子高齢化が進んでいます。
昔のように家族だけで介護をすることは難しく社会の支えが必要になります。
介護をする側も、される側も利用者が安心して毎日を送れるように、介護保険制度についてしっかりと学んでおく必要があります。