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介護保険はお金を受け取る保険とは異なる

2019.05.27
分類:介護保障

はじめに

生命保険や医療保険などの保険は何かあったときにお金を受け取ることができるものです。そのため、多くの人は保険と聞くとお金が受け取れるものだと思っているかもしれません。しかしながら、現金が支給される医療保険などとは異なり、サービスを受け取る保険です。 この記事では介護保険のことを把握できていない人のために、保険の内容や受けられるサービスを紹介します。

他の保険とは異なる

上記のように介護保険は支給限度額内のサービスを受けられる保険ですので、お金が振り込まれる他の保険とは異なります。 サービスの利用料金は厚生労働省が決定しており、サービスを受けるのであれば、料金の1割を支払う必要があります。ただし、年収が280万円を超える場合は料金の2割から3割を支払う必要がありますので注意が必要です。

サービスを受けられる人

介護保険に加入している人には第1号被保険者と第2号被保険者がいます。 第1号被保険者は65歳を超えた人で、第2号は40歳から64歳までの人です。どちらの加入者も保険料を支払う義務が発生します。 介護保険は、第1号の方が介護サービスを受けられるものなのですが、第2号の方でも、例外として指定された16疾病の介護認定を受けた場合にのみサービスを受けられるようになっています。

受けられるサービスとその内容

介護保険を利用して受けることができるサービスはいくつかありますので、受けられるサービスの内容を紹介します。

支援

ケアプランを作ったり家族の相談に対応してくれるサービスです。

住居サービス

自宅で介護を受ける人に提供されるサービスです。家事の手伝いをしてくれる訪問型やお風呂やトイレの手伝いをしてくれる身体介護、医師の指示によって行われる看護師の健康チェックなどを受けられる訪問介護などがあります。

介護用具のレンタル

介護に欠かせない介護ベッドや車いす、ポータブルトイレなどをレンタルできるサービスです。購入するには高い介護用具をレンタルできるので、経済的な負担を抑えられます。

支給限度額が存在する

介護保険は、介護度によって支給限度額が決まります。介護度が重ければ重いほど限度額が上がります。給付限度額を超えるサービスを受ける場合は、限度額を超えた分が自己負担になるので注意が必要です。サービスの金額決定には点数制を採用しており、1点あたりの単価は10円から11.40円となっています。

まとめ

介護保険について紹介しました。 サービスの中身はいくつかありますので、どういったサービスを受けることができるのか、きちんと把握しておきましょう。