痛み方にはそれぞれあって、打撲や打ち身の場合と骨折の場合ではその痛み方が違うと言われます。打撲や打ち身と骨折の痛みの違いや、メカニズムについて詳しくみてみましょう。
骨折した部分周辺の筋肉や靭帯の断裂や損傷によって痛みが生じるのです。椎間板などの痛みも同様で椎間板が痛みを感じているのではなく椎間板が飛び出して神経に触れたり圧迫する事で痛みが生じているのです。
例えば「数か月前に足や腰を打ち付けてその時は痛くなかったのだが最近になって痛みがでてきた」というのは骨折ではなく打撲や打ち身の可能性が高いです。なぜなら骨折の場合はその直後から痛みがあるからです。痛みのある期間は大体1週間くらいと言われ1週間前後痛みが続く場合は骨折の可能性が高いと思われますので早急に医療機関を受診しましょう。
骨折した場合の痛みの目安は骨折したと思われる部分が少ししか動かすことができず痛みも強いケースが多いです。場合によっては激痛があり全く動かすことができないケースもあります。打撲や打ち身の場合は動かす事ができ、直後に痛みもあまりないのが特徴です。場合によっては、動いて曲げる事ができても痛みがある場合もあります。このよう骨折と打撲や打ち身は症状が似ていて素人が自己判断するのはとても難しいと言われています。主に以下のような症状があれば骨折を疑いましょう。
・日数が経過しても痛みが引かず痛みがひどくなってきた。
・腫れているのが目視でわかり、内出血も見られる
このような症状があれば骨折している可能性が高いのです。
骨折した直後に「RICE」と呼ばれる処置をする事で痛みを軽減する事ができます。
Rest (安静)安静にすることで痛みの軽減につながります。
Ice(アイシング) 患部を冷却する事で血管は収縮し炎症や腫れを抑えてくれます。
Compression (圧迫) 患部を圧迫する事で腫れや炎症を抑えます。
Elevation(兼上)患部を心臓よりも高い位置にすることで腫れや炎症を抑えます。
「RICE」は骨折の痛みを軽減する一般的な方法で、骨折した直後に行う事で痛みを軽減してくれます。病院が開いていない休日や夜間などに骨折した場合はこの方法を知っておくと早期に応急処置ができて痛みも軽減するのでぜひ覚えておきましょう。骨折の痛みは打撲や打ち身の痛みとは違う?痛み方を見てみよう。痛み方にはそれぞれあって、打撲や打ち身の場合と骨折の場合ではその痛み方が違うと言われます。打撲や打ち身と骨折の痛みの違いや、メカニズムについて詳しくみてみましょう。