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4種類からなる認知症のそれぞれの特徴についてみてみよう!

2016.07.24
分類:その他

現在認知症患者は(予備軍も含め)約800万人いると言われておりその数は年々増加の傾向にあります。認知症の原因は脳の細胞が上手く機能しなかったり、死んでしまう事で起こります。それでは認知症を4つに分類してそれぞれの特徴を見ていきましょう。

【アルツハイマー型】

認知症でも最も患者数が多く世間に一般的に広く知れ渡っているのがこのタイプです。脳内にアミロイドベータというたんぱく質が蓄積し脳の働きが阻害される事で起こる認知症の一つです。主な症状は下記のようなものがあります。

・家族や知人の事がわからないなどの記憶障害

・ごみの分別、薬の種類などの判断能力の低下

・文字や時計が読めないなどの見当識障害

・外にでて自宅に帰る事が出来なくなる徘徊

・物忘れがひどく数時間前の事も思い出せない

これらがアルツハイマー型認知症に多くみられる症状です。

【脳血管性認知症】

次に多いのが脳血管性認知症と言われもので脳梗塞や脳出血などの脳の疾患が原因で起こる認知症です。脳血管性認知症は生活習慣病の発病が原因で起こりますので肥満気味の人や高血糖、高血圧、高脂血症などの人は普段から規則正しい生活と食事のバランス、運動などに気を付けなくてはいけません。主な症状は下記のようなものがあります。

・記憶がまばらになる

・感情のコントロールが難しい

等がありこれ以外にもアルツハイマー型認知症の症状によく似たものがあります。記憶がまばらになるのは脳血管性障害が起きている所では認知症の症状が出ますが脳の血管障害が起きていない場所では脳が正常な働きをするためこのような症状が起こります。女性よりも男性に多く発症する認知症です。

【レビー小体型認知症】

これはレビー小体というたんぱく質が脳に蓄積する事で起こる認知症です。これも女性よりも男性が多く発症します。症状は幻覚や幻聴に加えうつ病によく似た症状が出ます。認知症の一般的な症状である物忘れや記憶障害の症状よりも幻覚や幻聴の症状が目立つのがレビー小体型認知症特徴です。

【前頭側頭型認知症】

頭葉や側頭葉の萎縮が原因で起こるのが前頭側頭型認知症です。症状は他の認知症に比べて緩やかに進行し約10年以上かけて認知症が進む人もいると言われています。主な症状は同じ言葉を何度も繰り返す事や、異常行動、集中力がなくなったりします。また判断力がなくなり物事の決まりや社会のルールを守れなくなったり、他人からの指示にも従わなくなります。

【まとめ】

以上が主な認知症の種類です。認知症は食生活や生活習慣と深く関係しています。発病する前に今からできる事をして認知症の予防に努める事がとても大事です。まず食事は3食決められた時間に食べる事、脂っこいものやファストフードばかり食べず和食中心の食事に切り替える事、節酒、禁煙に努め日常生活に軽い運動を取り入れる事もしましょう。