胃痛は主に食べ過ぎや、睡眠不足、疲労、ストレス、胃酸過多などの原因から起こると言われています。胃痛が起こった時に症状を緩和する方法や、薬、お勧めの食事などを見てみましょう。
食事の方法や取り方で胃への負担を軽減する事ができます。胃に負担をかけない食事の方法をぜひ知っておきましょう。早食いの人は食事と一緒に空気も取り込んでいます。このため胃が膨らみ胃痛の原因になります。ゆっくりと時間をかけて食べるようにしましょう。またしっかりと噛まずに食べると胃で消化せず食べ物が出てしまう為胃痛を起こしやすくなります。調理方法では硬い食材をそのまま食べるよりも、柔らかく煮たものが消化によく胃への負担もかかりません。調理の仕方も煮たり蒸したりする工夫をしましょう。香辛料や、刺激の強い食べ物は、脂肪の多い食べ物などは胃への負担が大きくなりますので控えましょう。
胃痛が慢性的にある場合は胃酸分泌を抑制し胃の粘膜を保護してくれる薬を服用しましょう。いくつか種類がありますので自分の症状に合ったものを選んでください。制酸剤は胃酸過多の状態を中和する働きがあり胃酸を吸着したり、胃粘膜を保護する効果があります。胃粘膜保護材は空腹時に胃酸が分泌され胃粘膜が障害を受けるのを抑制し胃粘膜の修復を助ける働きがあります。複合胃腸薬は消化酵素や胃粘膜の保護、胃の働きを促す成分が含まれており胃の働きが慢性的に弱っている時にお勧めです。
胃痛がある時には油ものや刺激物は避けましょう。胃に優しい食事をいくつか紹介しますのでぜひ参考にしてください。おかゆや柔らかく煮たうどん、そばなどは消化しやすくお勧めです。またこれ以外にもすりおろしたリンゴなども消化しやすいので良いでしょう。大根には消化吸収を助ける成分が含まれている為おろし大根もお勧めです。胃痛がある時は一気にたくさん食べる事は難しいので少しずつゆっくり時間をかけて食べるようにしましょう。
胃痛は慢性化すると胃壁に穴が開き胃潰瘍や十二指腸潰瘍を併発します。また更に怖いのが体内のピロリ菌が原因で胃痛が起こっているケースです。ピロリ菌は胃の中に生息する菌で胃の内壁を傷つける性質があります。ピロリ菌から胃がんになる人もいます。胃痛が頻繁に起こる人、胃薬が手放せない人はこのような病気のリスクを考えピロリ菌検査と除去を検討してみてはいかがでしょうか?