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医療保険も確定申告で控除できる?対象となる保険と申請方法

2016.09.21
分類:その他

医療保険は確定申告をする事で生命保険料の控除をすることができます。生命保険料控除についてその仕組みと申請方法や保険の種類などをみてみましょう。

【生命保険料控除】

生命保険料の控除とは生命保険に加入している人が受けられる特典で生命保険は万が一に備えて個人が行っているものと判断される為、日用品や贅沢品を購入する場合とは違う所得控除があるのです。またこの他に自助努力による保障確保を推進する役割も果たしています。11日~1231日までに契約者が支払った保険料のうち一定額が所得控除から差し引かれ所得税と住民税の控除ができる制度です。

【生命保険料控除の種類】

現在、生命保険料の控除には「生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人根金保険料控除」の3種類があります。医療保険やがん保険はこの中の介護医療保険料控除に該当します。これは平成2411日以降に加入した新制度の保険の場合で、それ以前に契約した旧制度の場合医療保険は「生命保険料控除」に該当します。平成241月以降の新制度になる前の旧制度では生命保険料控除の種類は「生命保険料控除」と「個人根金保険料控除」2種類でした。

【それぞれの適用限度額】

それでは新制度と旧制度の適用限度額についてみてみましょう。新制度の場合はそれぞれ4万円の限度額があり合計で12万円の生命保険料控除を受ける事ができます。旧制度の場合ですと、それぞれ5万円の限度額があり合計10万円の生命保険料控除があります。平成24年以降に保険を見直した人や新たに追加でガン保険などに加入した人が申請する場合は介護医療保険料控除でする為気を付けなくてはいけません。

【控除の手続き】

生命保険料の控除をするには会社員の場合は保険会社から送られてきた保険料控除証明書を会社の経理の人に渡すと年末調整で手続きを行ってくれます。自営業者等の場合は確定申告の際に自分で生命保険料の控除を行う事になります。この時にも保険会社から送付される保険料控除の証明書が必要になりますので紛失しないように保管しておきましょう。保険料控除証明書は毎年秋頃から順次送られてきますので気を付けてみておきましょう。また確定申告や年末調整までは期間が空く為紛失してしまう人もいますがその時には保険会社に連絡をしてもう一度送付してもらいましょう。

【まとめ】

生命保険料控除は新旧の制度が混じっていたり、申請の種類が以前より増えていたりする為難しいと感じる人もいるかもしれません。特に自営業者などで確定申告の時に自分で行う場合は記入の仕方や申請がわからない人は生命保険会社の担当者に聞いたり、保険のサイトで簡単にシミュレーションをする事もできますので相談してみましょう。