日本は保険大国と呼ばれており保険の加入率は世界でも有数です。生命保険の加入率はどれくらいになっているのか男女別や年齢別に見てみましょう。
生命保険文化センターの調べによると平成25年度の生命保険の加入率は男女とも多く男性は80.9%、女性は81.9%になっています。
これは平成22年の前回の調査よりも男性は1.9ポイント、女性は2.4ポイントも増加している事になります。
全体的な数値で見ると男女とも40代~50代にかけて高くなってきている事がわかります。
これらを見ると約8割もの人が生命保険に加入している事が見て取れます。
また平均的な死亡保障額は女性で平均944万円、男性は平均2,043万円になっています。
男性と女性を比べると男性の方が約2倍以上の保険金が受け取れるものに加入している事がわかります。
生命保険の世帯加入率の推移を見てみると平成12年では91.8%であったものが年々減少傾向にあり平成27年では89.2%になっています。世帯加入率の減少は景気の低迷や世帯主の給料の減額などが背景にあると思われます。
ある調査によると保険に加入する時に一番に考える事は保障内容も勿論ですが毎月の保険料も大きく経済的に余裕のない家庭では保険に加入する事ができないという実態もありました。
このように家計にしめる保険料の割合も保険選びには大変重要になるのです。
社団法人生命保険協会によると、死亡保険金の支払いは総計103万件で総額2兆7,432億円になっています。この数字から1件あたりの死亡保険金を計算すると約266万円になります。
1年間の保険料は男性が25.4万円、女性が18.5万円となっておりこれは男性の場合10年分程度の保険料にあたり、意外と少ない事に驚かされます。
このような結果になる原因として、ほとんどのケースで高額な死亡保障のついている保険期間内に被保険者が死亡しない事や、多くの加入者が子供の成長に合わせて保険の死亡保障額を減額していくケースが多い為でしょう。
こういった事実を踏まえながら保険の見直しや加入については慎重に行いたいものです。
生命保険の加入率は男女ともに多く全体の約8割程度の人が保険に加入している事がわかりました。
特に20代~30代にかけては人生の転機になる事が多くありますので保険の加入や見直しをするにはよい機会だと言えます。
生命保険は万が一の時には多額の保険金を貰えますが、ほとんどのケースでは保証期間内に亡くなる事はないという事実も踏まえ、家計に負担も考慮しながら自分に適切な保険に加入するようにしましょう。