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骨折の中でも最も多い外傷性骨折の原因や症状と治療法について

2017.01.02
分類:その他

骨折はその原因によっていくつかに分類されますが、中でも最も多く発生するのが外傷性骨折です。外傷性骨折の原因やその症状また治療法などについて見てみましょう。

 

【外傷性骨折の原因】


外傷性骨折は折れた部分が正常であるか、病的な原因から発生しているのかによって2つに分類されます。
外傷性骨折は急性と亜急性があり、骨折部分に直接的に力が加わる場合と間接的に加わる場合どちらでも起こり得ます。
急性の場合はその原因がはっきりとしており落下、直接的な打撃、骨、関節軟部組織への瞬発的な力が加わる事などによって起こります。
亜急性の場合はその原因がはっきりと自覚されていない場合が多く、疼痛などの症状が突発的に発生するものと徐々に発生するものがあります。
主にスポーツや労働によって反復的、持続的に力が加わる事で起こる場合が多く疲労骨折はその代表的なものと言えるでしょう。

 

【外傷性骨折の症状】


一般的な外傷骨折の症状に加え骨折の固有症状が現れます。
(疼痛)
骨折以外にも打撲や捻挫などでもみられあらゆる外傷の症状として現れ特に骨折の疼痛の場合は知覚神経が豊富な骨膜から起こります。
(機能障害)
機能障害は長い骨が完全に折れた場合に現れます。骨折部周囲の筋肉が一時的に麻痺しその痛さに動作が制限されたり、体を支える事ができなくなります。
(皮下出血)
皮下の近くや筋肉が薄い部分に皮下出血斑が現れます。

 

【治療法】


外傷性骨折の治療法はしっかりと徒手整復した後に安静、冷却、圧迫、挙上をします。化骨の形成が完成するまでには骨は非常に不安定な状態ですのでしっかりと固定をしておく事が重要です。
骨折場所にもよりますがプライトン、アルフェンス、三角巾、などを用いて行う事が多いです。
骨折の回復状況によってバランスボード、ストレッチングなどのリハビリや徒手抵抗によるトレーニングやゴムチューブを用いた筋力トレーニングを行います。

 

【まとめ】


外傷性骨折の予防には筋力の向上やハードな運動を継続する事で疲労を蓄積させない事、体の柔軟性やバランス感覚の向上、日々の食生活で積極的にカルシウムを摂取する事などが大切です。
特に高齢者の骨折は寝たきりの原因にもなり骨折箇所によっては致命的になるケースもあり大変危険です。
日頃から適度な運動を心がけ筋力やバランス感覚を維持する事が骨折予防になりますので是非心がけるようにしましょう。