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足首の骨折にはどんな種類がある?骨の折れ方による分類

2017.01.06
分類:その他

足首の骨折(足関節骨折)は受傷の仕方によって様々な折れ方をします。足関節骨折は骨の折れ方によって大きく4つに分類されます。それぞれのタイプを見てみましょう。

 

【足関節骨折とは】


足関節骨折は別名足関節顆部骨折や足関節脱臼骨折と言われます。顆部とはくるぶしの事を言い内側を内果、外側を外果と言います。
また後ろ側にあるのを後果と言いこの部分も非常に重要ですが足関節骨折ではよく折れる部分ですので気を付けなくてはいけません。
くるぶし周辺の骨折を足関節顆部骨折と言い骨折に伴い足首が脱臼している場合を足関節脱臼骨折と言います。

 

【足関節骨折の分類】


足関節骨折は大きくわけて下記のような4つに分類されます。
・SERタイプ
足首を内側にひねる事で起こる骨折です。
足関節骨折の中でも最も多いのがこのタイプです。
・SAタイプ
足首が内側に倒れるような動きで起こる骨折です。
・PERタイプ
足首を外側にひねる事で骨折が起こります。
・PAタイプ
SAタイプとは逆で足首を外側に倒すような動きで骨折が起こります。

 

【足関節骨折はどのような時に起こる】


足関節骨折は交通事故などでも起こりますが主にスポーツをしている時や歩行中の転倒によって足首をひねる事で起こります。
例えば旅先で坂道を下っている時に足首をひねってしまったり、家の中でコードにひっかかって転んだ時に足首をひねったり、スポーツをしている最中に転倒してしまった時に足首をひねったりする事で骨折します。
このように足関節骨折の多くは日常生活のほんの些細な不注意から起こる事が多い為転倒などには十分に注意する必要があります。

 

【治療法】


足関節骨折の主な治療は保存療法と手術療法があり保存療法ではギプス固定をします。足関節骨折の多くは手術療法をする事が多く骨の折れ方によって手術方法が変わり折れている部分をボルトやプレートで固定します。
骨折の程度にもよりますが多くの場合術後4週間程度は体重をかけたり関節を動かす事ができません。

 

【まとめ】


足関節骨折は日常生活の不注意によって誰にも起こる骨折です。骨折をしたら術後1か月は動かす事ができず生活にも支障がでます。また術後は炎症管理が必要で炎症があると痛みや腫れも引かない為関節の動きも悪くなります。
ですから骨折後には炎症を引かせる為に安静、アイシング、圧迫、挙上の処置をしっかりと行う事が大切です。
更に日頃から足首やふくらはぎの筋トレを行い足首の筋肉を強くして骨折しにくい丈夫な骨を作る事も大事でしょう。