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骨折した際に使用する三角巾の基本、非常時の場合

2018.06.04
分類:その他
腕を骨折した際に多く使われる三角巾ですが、一度も使ったことのない人にとっては意外とわからないことが多いですね。しかし、出先などの思いがけないところでの骨折で三角巾を使用する方法は覚えておいて損は無いですし、最近は地震なども心配ですね。いざというときに慌てないよう、基本を覚えておきましょう。

【三角巾の役割】

骨折したとき、ケガした腕が動くのを防ぐのに固定します。そのことによって傷の痛みを和らげて出血を防ぐことができます。ケガ人が動いたり移動したりするときに揺れないようにすることで傷がそれ以上ついたり酷くならないようにします。 広範囲でケガ・関節を包帯して固定し、手や腕を吊ることができます。 薬局やコンビニエンスストアの一部で購入することができます。だいたいが一辺50cmから1mほど、綿や綿とポリエステルの混合で販売されていることが多いです。

【三角巾での骨折の手当の仕方】

気をつけて順番に手当を行いましょう。 1、ケガ人の痛い場所がどこか確認します。 場所がわかったら動かしてはいけません。 骨折の判断基準は痛みや腫れがある、変形している。などですが、捻挫か骨折かは病院で判断してもらった方が良いので自己判断せず痛みがあったら三角巾で固定した方が良いでしょう。 2、ガーゼをあて骨折した個所を三角巾で固定します。 三角巾を直に傷口に当てないように必ず保護ガーゼを当てます。 次に副木を添えますがボール紙・野球のバット・傘・ものさしなどでも代用できます。 十分な長さと固さがあるものを選んでください。 そして三角巾をあて首の後ろで結びますが、解くときほどきやすいようにしましょう。 三角巾も市販のものが無いときは、タオル・ポリ袋・ビニール袋で代用します。 ・前腕骨(ひじから手のひらまでの腕)の骨折 副木の長さはひじの関節から指先までの長さにする。できれば傷口の外側・内側の固定が望ましいですが、副木が1つしかない場合、手の甲の側に当てます。 ・上腕骨(肩からひじまでの腕)の骨折 副木の長さは肩からひじまでの長さにする。できれば傷口の外側・内側の固定が望ましいですが、副木が1つしかない場合、腕の外側に当てます。

【三角巾の代用】

上記にもありますが、そのほかにも衣服系が使えます。Tシャツ、スカーフ、ストッキング、ボトムス、スカートなど広く布が使えるもので緊急時は代用しましょう。

【まとめ】

非常時・災害時に限らずとも家の中で高齢者が骨折して三角巾が必要になる事態もあるかもしれません。 いざというときにもあわてずに対処できるようになりたいものです。普段から家族で練習をしておくのがベターでしょう。