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発熱を伴う骨折について

2019.01.28
分類:その他
【はじめに】 外部からの外傷によって骨折することがあります。 原因は運動中のけがや、仕事中に絶えずある部位へ負荷がかかっている場合、また骨粗しょう症など病気によるものなど様々あります。また骨折部位によっては発熱を伴うケースもあります。骨折の疑いがあれば、すぐに専門医の診察を受けるのが必要ですが、ある程度骨折の知識があると、いざというとき安心ですよね。そこでこの記事では、特に発熱を伴う骨折を中心にご紹介していきたいと思います。

【骨折はなぜ起こるか?】

骨折は過度の運動や外傷などにより、骨の連続性が絶たれることをいい、完全に折れてしまう状態だけでなく、凹みなどの変形やひびも含みます。主な症状は腫れや変形、強い痛みなどがあります。

【骨折にならないように予防策を知ろう!】

前項でも少しふれていますが、骨折は外からの力(転倒、転落、衝突、交通事故)が体に加わる場合や、骨粗しょう症など骨の病気が原因の場合があります。外傷の場合、平地での転倒であれば、1か月ほどの入院治療となりますが、転落や交通事故など外傷が大きい場合は、骨が何本も折れてしまったり開放骨折(皮膚が損傷し折れた骨が外に出てしまう状態)になったり、内臓が損傷してしまうなどのケースもあります。 突然起こってしまう事故についての予防はできませんが、かかとの安定した靴を選んだり、運動前には柔軟体操を必ず行って関節を柔らかくしておくなど、日頃からの小さな備えが身を守る大切な備えとなります。 また一部位に繰り返し力が掛かることで起こる骨折もあります。これが疲労性骨折です。スポーツでいえば、サッカーやバスケットボールなどでは、足の甲の中足骨の疲労骨折が起こる場合が多く、マラソンなどでは、足のすねの脛骨に疲労骨折が起こる場合があります。 これらの疲労骨折は、一か所に繰り返し過度の力が加わることが原因で、レントゲンに写らないほどの小さなひびができてしまったりします。こちらの予防も、やはり日頃からの柔軟体操を十分に行い、関節を柔らかくして筋力を強めておくことが重要です。

【発熱を伴う骨折とは?】

ではここで骨折時の症状のひとつである「発熱」について、見ていきたいと思います。 複数の骨を骨折してしまったり、骨盤骨折や大腿骨骨折など大きな骨の骨折したとき発熱します。発熱の原因は、骨折時の出血などでできた血腫(血の塊)や、骨折時に破壊された筋肉組織などが、免疫細胞によって吸収されるためです。しかしこの発熱は、数日で収まり後遺症などもありませんので、心配はいりません。

【まとめ】

骨折には外傷性のものや病気が原因で起こるものなど、原因はさまざまです。骨折してしまうと腫れや変形、激しい痛みなどを伴う可能性がありますので、できるだけ早く医療機関にて診断・治療を受けられることをおすすめします。