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足の小指を骨折したかも?治療の流れ、注意点

2019.03.29
分類:その他
【はじめに】 「タンスの角に指を…」と聞くと「ああ!」と日本人なら誰もが思い起こすあの痛さ。そう、足の小指をぶつけたとき。 中には痛いけどちょっとぶつけたくらいだし、と放置する人も。しかし、それは危険です。 小指をぶつけたくらいで、と思う人もいるかもしれませんが、骨折しているかもしれないのです。 今回は足の小指の骨折や治療の流れについてお話したいと思います。

【骨折時の症状】

足の小指を骨折するとどのような症状があるのか、説明したいと思います。 これらの症状がみられた場合、お近くの整形外科まで。 ・痛みがある ジンジンとしたうずくような痛みや押してみたときに痛みがあります。 ・腫れやあざになる 打撲と骨折両方の可能性がありますが、病院を受診しましょう。 炎症や血種(血が一か所に固まる)、むくみなどで患部周辺が腫れます。 骨折すると内出血が皮膚下でおこり(黒ずんだ)紫色のあざになります。 ・変形がある 指がいつもと違う妙な形になって変な方向に曲がったりします。 ・動かしにくいまたは動かせない 指そのものや関節を動かそうとすると痛みがあったり、動かせなくなったりします。

【治療法】

・テーピング…骨折した小指と隣の指を一緒にテーピングします。数週間で良くなっていきます。 ・添え木で固定…ギプスやシーネ(添え木、副木)で骨折した指が動かないよう固定します。 ・リハビリ…長期間の患部の固定で関節が硬くなって動かしにくくなった場合は、損傷が治まってから可動域を広げるリハビリをすることもあります。 ・その他…指をぶつけたとき、爪の下に血がたまると痛みが強くなることがあります。  その場合、爪に小さな穴をあけ、血を排出します。 足の小指骨折では、テーピング固定がほとんどのようです。完治までには数週間程度かかります。それから4~6週間はテーピングしても履くことができる爪先に余裕のある靴を履きましょう。ハイヒールのような足に負担のかかる靴は少なくとも2週間は避けるようにします。

【油断は禁物!注意点】

・外から見て指が腫れていなくても実は骨折していたということがあります。 ・病院に行かなくても骨折は時間が経って治るときがあります。しかし、指の骨の角度がずれたまま医師に治してもらわないと、そのずれて曲がった角度のまま骨が形成されてしまうことがあります。 ・特に子どもは骨折が治るのが早いため、早めの治療が大切です。

【まとめ】

もし小指骨折を放置したまま、小指の骨が異常な形で固まってしまったらそれを治すために入院が必要なほどの手術になってしまったというケースもあります。子どもは特に回復がはやいため後遺症が出ることもあるようです。 痛みや違和感がある場合、くれぐれも自己判断をせずに整形外科に行きましょう。