骨折後のリハビリや荷重量測定について
はじめに
骨折をしてしまうと、日常生活に影響が出ます。
基本的に頭蓋や顎などを除き、骨折は整形外科で治療を受けることになります。骨折は保存療法もしくは手術によって治療が行われます。
骨折のリハビリや荷重量測定といったものはどのようなものなのかを理解したい人のために、特徴を紹介します。
まずは骨折について理解しよう
人間の骨やその周りには、神経や血管がたくさんあります。
骨折をしてしまいますと痛みや腫れに悩まされるようになります。骨折の状態がひどいと、骨折した箇所を動かすことができなくなったり、見た目が変わったりします。骨折の診断は、基本的にX線で写真を撮って行われることが一般的です。
骨折治療後に行われるリハビリ
骨折後に行うリハビリの内容は、骨折の種類によって違いがあります。
今回は手首の骨折後に行われるリハビリを紹介します。
ギプスで固定しているときに行うリハビリ
まだギプスが外れていないときは、骨折した部分のむくみを改善させる必要があります。そのため、骨折した箇所を心臓部分より高い場所に保持し、手を開いたり握ったりしながらストレッチを行いましょう。
もし、指のむくみが強くて握るのが困難な人は指先から指の付け根部分を圧迫するようにしましょう。
ギプスが外れてから行うリハビリ
医師からギプスを外す許可が出た後は、ある程度自由になるのですが、いきなり重たいものを持つなど負荷がかかる運動をしてしまうと症状が悪化するリスクがあるので、最初は簡単なリハビリを行いましょう。まずテーブルの上に腕を置き、手首を手のひらや手の甲に向けて動かします。このとき、脇を閉めて行いましょう。
荷重量測定とは
荷重量測定は、大腿骨近位部骨折において手術後早期の歩行能力を予測するのに役立つものです。
また、在院日数が短くなるため、患者にとってもメリットがあります。下肢骨折や靱帯損傷の治療のために手術を行った後に行われる治療で部分荷重が必要になることが多いです。ただし、立った状態で部分荷重練習を行ってしまいますと、杖を用いて歩くときの荷重量が増えてしまいますので、動的な状態でリハビリをしなければいけません。
まとめ
骨折の特徴やリハビリのやり方、荷重測定の特徴を紹介しました。
骨折をしてしまいますと普段通りに動くことができなくなる上、最悪後遺症により満足な生活が送れなくなります。
骨折をした後はどのようなリハビリを行うべきなのか、荷重測定の重要性についてしっかり把握しておきましょう。