間違われやすい骨折と打撲!その違いを正しく知っている?

骨折はちょっとした段差や、転倒などによって起こる疾患ですが打撲の見分け方は素人では難しいのも事実です。実際に足をひねって打撲だと思っていたら実は骨が折れていたというケースも少なくないため症状や痛み方の違いなどを詳しくみてみましょう。
【打撲の症状と痛み方】
打撲はどこかに強くぶつけることで筋肉が損傷する怪我のことを言います。打撲をするとその箇所が内出血をして、青くなったり場合によっては患部が熱をもち赤く腫れることもあります。
打撲をした場合は、1週間程度で内出血や腫れもなくなりますが、すぐに冷やすことで治りが早くなります。
ただし打撲でも、なかなか治らない場合や腫れや内出血がひどい場合は骨折を疑い医療機関を受診するようにしましょう。
【骨折の症状と痛み方】
骨折は患部に強い力が加わることで骨が折れるため骨折をすると動かすことができないほどの激しい痛みや痺れが出ます。
捻挫や打撲とは比較にならないほどの激痛がありますので、一番見分けやすい症状と言えます。捻挫や打撲をしたと思っていても、時間が経つごとに痛みが激しくなってきたり腫れがひどくなってきた場合は骨折を疑いましょう。
また骨にひびがはいったという場合も同様の症状が現れますので、注意して観察しましょう。
【骨折の見分け方のポイントと注意点】
打撲や捻挫だと思って病院に行ったら、実は骨折をしていたというケースは少なくありませんが、骨折との大きな見分け方は痛みの程度や、患部の変形、患部が通常動かない方へ動くなどがあります。
特に高齢者の場合は、骨がもろくなっているため転んでちょっと足をひねっただけでも骨折してしまっているケースがあり注意が必要です。さらに高齢者が骨折をしてしまった場合そのまま寝たきりになり認知症を発症するリスクもあります。
3日以上経過しても患部がジンジンと痛み、なおかつ腫れあがっている状態が続いている場合や、骨の上だけ強い痛みを感じる場合は骨折や骨にひびが入っている可能性がありますので早めに医療機関を受診しましょう。
【まとめ】
骨折と、打撲は素人では判断しにくい疾患と言えます。しかし骨折をそのまま放置していたら後に怖い後遺症がでることも考えられますので、痛みが続いたり患部がジンジンと痛む、明らかにおかしい方向に曲がっているなどの場合は骨折している可能性がありますので早急にレントゲンを撮ってしっかりと診てもらう様にしましょう。