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満期保険金とはどんなもの?

2018.12.12
分類:その他
【はじめに】 テレビCMや保険代理店の営業の説明で、「満期保険金」という言葉をときどき耳にします。 この「満期保険金」は、万が一の事態が起きた時に受け取れる保険金とは別物なのでしょうか。また、満期保険金付きの商品にはどのような特徴があるのでしょうか。 今回は、満期保険金が付いている生命保険、医療保険の特徴をお伝えします。

【満期保険金とは】

1.満期とは 保険を契約する時には、「いつまで保障を受けられる」という期間を決めます。それを満期と言います。 例えば、保険の契約時に満期を65歳に設定すると、65歳で期間満了となります。満期となる日は、設定された年齢の契約応当日(契約日に対応する日)の前日に保障が切れてしまいます。 保険の種類によっては、特に手続きをしなければ自動更新となる場合もあります。 2.満期保険金 ・生命保険 生命保険の中では、老後の生活費を用意するための養老保険、子供の教育費を用意する学資保険、生存していても一定期間ごとに給付金を受け取れる生存給付金付定期保険などの生命保険では、満期時に生きている場合も満期保険金を受け取ることができます。 これらの保険は、万が一の事態が起きた時だけではなく、子供が進学する時や、自分が定年退職を迎えた時など、嬉しい変化が起きた時に向けての貯蓄もできるという特徴を持っています。 ・医療保険 医療保険の満期時または解約時に受け取れるお金は、「解約返戻金」と呼ばれます。 保険契約時から満期まで、大きな病気や怪我をせず保険金を受け取らないで過ごした場合も、保険料が無駄にならないような仕組みです。 しかし、満期返戻金とは別で、満期保険金が受け取れる医療保険も販売されています。 満期保険金がついた医療保険は、保障を受けるための保険料に積立金が上乗せされた内訳になっているため、通常の医療保険よりも保険料は高く設定されています。

【最後に】

今回は、満期保険金についてお伝えしました。 死亡したときだけではなく、生きて満期を迎えた場合もまとまったお金が受け取れるというのはとても魅力的です。 収入は多いけど貯蓄するのが苦手、という人には向いているかもしれません。 しかし、通常の保険料に加えて積立するためのお金も上乗せされているため、毎月の支払いは割高になってしまいます。 ただなんとなく将来が不安だから、保険会社の営業に勧められたからと言う理由で選んでしまうと損をする可能性もあるので、本当に自分の人生設計に合った商品かどうかをよく吟味してから契約しましょう。