就業不能になる原因とは?
【はじめに】
みなさんは何か保険に入っていますか?
民間の医療保険加入は、社会人にとって(任意とは言え)常識になっています。また子供が生まれたり、マイホームを買ったときなど、ライフステージの転換に伴って生命保険や学資保険を検討する方も多いでしょう。
では「就業不能」に備えた対策はされていますか?
「まだまだ働き盛りだから大丈夫」「働けなくなることはない!」
とはっきりと言える人は少ないでしょう。
今回はそういった働けなくなる原因やその理由・対策まで見ていきたいと思います。
【働けなくなる理由はやっぱり・・】
とある保険会社が就業不能の理由を調査しました。その結果、第一位はやはり「がん」でした。日本人の2人に1人はかかると言われており、もはや国民病とも言えるでしょう。
一昔前に比べてその完治率は高くなりましたが、いまだ治療期間や治療費は無視できないものとなっています。
治療が長期に渡れば休職せざるを得なくなり、収入もダウン。それなのに治療費もかかってくるとなると、がんのリスクというものが改めて大きく見えてきます。
「がん保険に入っているから大丈夫」と考えている方もいるかもしれませんが、がん保険はあくまでがん治療のための備えです。減ってしまった収入を補償してくれるわけではありません。
そういった働けなくなったときに備える保険が「就業不能保険」です。
就業不能保険なら万が一働けなくなったときに、月々支給金が支払われる保険商品で、その使い道は契約者の自由です。
がん保険は給付金が下りても使い道はその治療以外はありえませんが、就業不能保険なら治療費はもちろん、日々の生活費、子供の教育資金や住宅ローンの返済にも充てることができます。
契約内容によって支給金額は変わってきますが、月々15万~50万円ほどが補償されます。
【就業不能保険はこんな人にオススメ】
上記では就業不能に対する備えとして就業不能保険を挙げましたが、実は会社員にとってはその必要性は低くなります。なぜなら会社員は長期療養のため働けなくなっても、傷病手当制度により1年6ヵ月は給料の2/3程度が月々支給されるからです。
逆に言えばそれ以上の間働けない期間が出てきた場合には、保障はないのでそういったときのために備えたいという人にはオススメできます。
また自営業の方は、傷病手当は受け取れないので就業不能時の経済的圧迫は大きくなります。
そのため就業不能保険に入る意義があるので、自営業の方にはオススメです。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
今回は就業不能に陥る原因とその備えとしての就業不能保険の必要性を見てきました。
就業不能になるリスクはだれにでもありえます。
そこに対してどう対処するのか?残された家族はどうするのか?
健康で働けている内から、他人事とは思わず慎重に検討していきましょう。