
建設工事業の業務効率化は、コスト削減の手段として捉えるにとどまらず、人手不足と働き方改革定着の2つの課題解決に向けた命題といえます。
時間外労働の上限規制の完全運用を背景としながら、短い時間で高い付加価値を生み出せることこそが、運送会社の競争力を決定づけるといえるでしょう。
そのためにも、建設工事業の業務効率化は避けられません。
ITツールの活用や適切な工法の選択、優秀な人材の獲得に物流までを統合した施工マネジメントを徹底しましょう。
そこで、建設工事業の業務効率化への対応方法について、施工の見える化や工法革新を解説します。
建設現場では、小規模工事にもBIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用が浸透し、見える化や効率化が進んでいます。
たとえば、設計・施工・維持管理まで、3次元モデルで一貫して管理を行えば、現場のやり直しなどが劇的に減少できます。
3Dスキャナによる進捗管理や、ドローンを使った測量などで、数日かかっていた計測業務も数時間に短縮できるでしょう。
現場監督の仕事においてデジタルデータを活用することは、書類作成や写真生理などの事務作業の自動化につながり、現場管理に集中しやすい環境を作ることにつながります。
建設現場における作業時間の短縮を目指すため、使用する部材は工場で製作し、現場で組み立てるユニットモジュール化やプレハブ化が進んでいます。
工場で部材を製作すれば、天候に左右されることはありません。
品質の安定化も図れ、建設現場における高所作業や危険作業を大幅に削減できるでしょう。
また、運送会社と密接に連携すれば、必要なタイミングで部材を搬入できるジャスト・イン・タイムの搬入も可能となります。
それにより、資材置き場の最小化や、作業スペースの有効活用がよりスムーズになるでしょう。
建設工事の効率化は、特定の職種以外に、複数の工程も担当できる多能工の職人を育成することで進みやすくなります。
一人の職人が複数作業を担当すれば、工程間における待ち時間の削減や、動員人数の削減につながるでしょう。
さらに、クラウド型の施工管理アプリを使えば、協力会社を含めたすべての作業員がリアルタイムで工程を共有できます。
改正物流効率化法は、建設資材の配送効率化に関しても必要性を求めています。
予約システム導入や荷卸し作業を機械化するなどの方法で、物流を効率化することが建設現場の生産性向上につながると考えられます。