水漏れが発生する箇所として多いのは、蛇口・シャワー口・トイレタンク・配管接合部です。
接合部にはゴム製のパッキンやシールが使われているため、経年に劣化で硬化すれば、水漏れが起こりやすくなります。
パッキンが原因なら、ホームセンターなどで購入した部品と交換することで、水漏れ問題を解消できます。
しかし自身で修理ができないときや何が原因かわからないときは、専門の業者に依頼することが必要であるものの、どのような流れで作業を進めるのでしょうか。
そこで、水漏れ修理について、漏水と修理作業の流れやかかる費用の目安を紹介します。
「漏水」とは、配管から水が漏れる現象です。
配管は多くの場所で活用されていますが、給水や排水の目的で設置されていることにより、風呂やキッチンなどの使用ができます。
しかし漏水の発生は、水回りの設備を快適に使うことができなくなっていることを意味するため、早期に原因を発見し修繕することが必要です。
水漏れがあったとき、どこからの漏水か特定できないときなどは水道修理業者に修理を依頼することになりますが、以下の流れで作業が進みます。
・調査
・交換
・修理
それぞれ説明します。
漏水の調査は、まず目視でどこからの水漏れか探し、発見できないときは音聴棒や漏水探知機などの専門道具を使って調べます。
壁や床の一部を剥がす大掛かりな調査が必要になる場合や、排水管にカメラを挿入し、内部映像を確認しながら調べることもあります。
ゴムパッキンなどの小さな部品から、蛇口の本体・排水管・水道管などのどこに漏水原因があるのか調べ、対象となる部品を交換します。
漏水している部分を確認したら、パテで塞ぐなどの方法もあります。
この場合、部品の交換はせず、簡単な修理として実施されます。
経年劣化の漏水では、再度水漏れが発生する恐れもあるため、部品交換をしたほうが確実になおせるでしょう。
漏水修理の費用は、音聴法の調査で8千円から1万5千円、漏水探知法による調査なら1万2千円から1万5千円が目安です。
ガスを使う漏水探知法の場合は、2~3万円ほどかかります。
一戸建てよりマンションのほうが費用は高額になりやすいといえますが、キッチンやトイレなどの水漏れは2~3万円、お風呂場では2~5万円が相場です。
パッキンが劣化している蛇口まわりの水漏れは、簡単な修理なら1万円前後で収まる場合もあるため、まずは業者に見積もりを依頼するとよいでしょう。