
解体前のお祓いとは、解体清祓と呼ばれています。
この解体清祓は、長年の感謝と工事の安全を祈願するための儀式であり、建物の敷地内で神主が執り行います。
かかる費用は初穂料や出張費などを含めて5~6万円程であることが多く、神社によって異なります。
そこで、解体におけるお祓いについて、必要な理由や種類と費用相場を簡単に紹介します。
お祓いは、神道における宗教的な儀式であり、罪・穢れ・邪気・災厄などを取り除くことで場や身を清めるために行います。
建設業においては、建物を取り壊すときや新しく家を建てる場合などにおいて、工事の安全を願うために執り行います。
慣習的な儀式であり、科学的な根拠や法的義務があるわけではありません。
そのため、必ず行わなければならないわけではないものの、取り壊す家に思い入れがある場合などは、気持ちの整理をつける意味でも行います。
お祓いの種類と費用相場について、以下に分けて説明します。
・解体清祓
・井戸祓
・樹木祓
・魂抜き
解体清祓(かいたいきよばらい)」は、建物を取り壊すときに行う儀式です。
家屋の守り神にこれまでの感謝と、安全に無事に終わることを祈願するための儀式であり、工事に入る前までに行います。
解体清祓にかかる費用は5~6万円が目安となり、初穂料のみであれば2~3万円が相場となります。
井戸祓は井戸埋立清祓(いどうめたてきよはらい)とも呼ばれることがある儀式で、解体清祓と同時に行うことが多いといえます。
樹木祓は、木を伐採するときに行うお祓いで、費用相場は2~3万円です。
仏壇(位牌)や神棚には、魂が宿るとされています。
そのため、仏壇等を取り壊したり移動したりするときには、魂抜きを行って物の状態に戻します。
依頼する神社や寺院で差があるものの、3~5万円が相場であることが多いようです。
家を解体するときに、必ずお祓いが必要なわけではありません。
お祓いは宗教上の儀式であり、古くから伝わる神事として行わった風習だからです。
しかし、昔からモノには魂が宿ると考えられているため、処分においてはお祓いで魂を抜いて処分するとよいと考えられています。
家に魂が宿ると考える場合、抜くことや邪気を清めることで、その後に建築する家も安全に守られることでしょう。