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建設業の労務安全書類管理を円滑にするサービス「グリーンサイト」とは?

2018.04.05
分類:その他

建設業において、労務や安全衛生に関しての管理書類「グリーンファイル」をインターネットで作成、提出、確認できるサービスを「グリーンサイト」と言います。
協力会社は安全書類を作成する時間を大幅に短縮することが可能ですし、元請会社も、現場や作業所、工事事務所担当者の書類確認や管理業務を省力化することが可能です。


労務安全書類の整備の時間と手間を削減
施工体制を把握し、安全管理などを実施する上で各種労務安全書類を整備していくことは、作成から提出、受領や確認など手間や時間がかかります。
しかし協力会社や工事現場の業務として無視できる部分ではありませんので、業務を効率的に行うためにグリーンサイトは開発されました。
協力会社が自社や作業員の情報を事前にサービスに登録しておけば、新規現場が開始されるたびに配置される作業員や下請会社を設定するだけで、自動で労務安全書類を作成できます。
また、同じようにグリーンサイトを利用する現場や元請会社に、電子的な提出を行うこともできます。


グリーンサイトを導入するメリット
記載事項が自動的に確認されるので、書式に不備や記載漏れがあった場合には書類の提出ができません。
そのため、事前に確認を行う時間や労力などが軽減され、再度提出し直すという手間なども発生しなくなります。
また、現場や元請会社の本支店が労務安全書類を電子的に受取ることができるので、協力会社の労務安全書類の提出や未提出状況を一覧により把握する事も可能です。
各種免許・資格、建設業許可、保険、健康診断など、期限切れがないか、それぞれ情報を一覧で把握することもでき、さらに労務安全書類や施工体系図などを電子ファイルで出力できることから保管場所を取らずに長期保管する事も可能になります。


高いメリットを上手く管理に活用してみては?
グリーンサイトは既に大手建設会社をはじめ、元請会社やその協力会社が全国的に採用しています。施工体制台帳や労務安全書類を管理していく上で、管理業務の省力化を図ることが可能となるでしょう。
帳票も標準的に利用されている様式に対応しており、グリーンサイト導入中の主要な元請会社(ゼネコン)の帳票にも対応していますし、有償オプション機能として、現場や作業所、工事事務所に入場する建設作業員の入退場管理が可能になる機能を付けることもできます。色々なメリットがあるため、検討してみてはいかがでしょうか。