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建設業の技術分野で最高位の資格「技術士」とは?

2018.08.08
分類:その他
建設業界ではいろいろな資格を取得している人が働いていますが、特に土木分野で最も役立つ資格として注目されているのは建設部門の「技術士」です。 発注者や社内外からの信頼を得ることができる資格として、そして技術者として一目置かれる存在として扱われる資格として注目されています。

技術士を取得しているとどのようなメリットがある?

発注者だけでなく、協議する相手、技術者同士、上司など、いろいろな人からの信頼を得ることができるので、提案がしやすく伝える言葉に重みを感じてもらえるといったメリットがあるようです。 仕事をスムーズに進めやすくなることは働く上で重要なことといえますし、重要な業務に携わることができたり責任のある仕事を任されることなどで、モチベーション向上にも繋がる資格といえるでしょう。

コンサルタントとしても活躍できる資格

また、コンサルタントとしての証として取得する人も中にはいるようです。 建設コンサルタントや都市計画コンサルタントとして登録するために必須の資格であるとされ、さらに管理技術者や照査技術者として従事することができ、プロポーザルの資格要件になっているなど、資格を持っているか持っていないかによってかなり業務や報酬、昇進に影響すると考えられるでしょう。

技術士は技術分野最高位の国家資格

技術士は国家資格で、技術分野において最高位とされる資格です。そのため、高度な技術力を持った技術者の称号といえるため、取得していれば社内外の信頼が厚くなるのも納得できるでしょう。 高度な専門技術力とは、これまで習得した知識や経験などを活かし、問題を正しく認識して分析や判断、対応できる力です。 技術コンサルタントの業務は、この専門技術力を活かした業務になりますので、コンサルタントとして活躍できる能力があることを証明できる資格ともいえます。 □技術士補と技術士の違い 似た資格に技術士補という資格があります。 技術士は技術士試験の一次試験と二次試験の2つの試験に合格することが必要ですが、技術士補は一次試験だけ合格すればなれます。 技術士になる一歩手前の資格が技術士補といえ、技術士の指導の下で技術士を補佐する役割を担います。

建設業で働くなら目指したい資格

どちらも国家資格ですので、まずは技術士補を取得して実務経験を積み、将来的には技術士を取得して活躍することを検討してもよいかもしれません。 技術士は発注者や社内で信頼を得ることができ、社会的な地位をアピールすることができる資格です。資格取得の過程で得る技術や説明力が、働く現場で役立つというのも魅力なのでまだ取得していないなら取得を目指しましょう。