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飲食業界は慢性的な人手不足?改善させる方法はあるのか

2019.11.12
分類:その他
飲食業界の人手不足は深刻化しているといわれていますが、正社員だけでなくアルバイトやパートタイプ労働者も他の業種より定着しにくいとされています。 求人募集をかければ応募があり、雇用はするもののすぐに辞めてしまったり、募集をかけても応募自体がなかったりと、常に人手不足に悩まされているという飲食店は少なくありません。 しかし人手不足に悩んでいても、なぜ人が定着しないのか根本的な問題点を解消しなければ改善されることはないでしょう。 そこで、なぜ飲食店は他の業種よりも人手不足に陥りやすいのか、その原因を分析してみましょう。

シフトが不規則であることが原因?

アルバイトやパートで働きたいという方の場合、主婦や学生など自分が空いている時間を有効活用させて稼ぎたいと考えている方が多いようです。 例えば子供が保育園に行っている間だけ働きたいと考える主婦の方もいれば、大学が終わった後に夕方から夜まで働きたいという学生の方もいるでしょう。 ただ、複数でシフトを組むので、いつも同じ時間で働けるわけではない場合など、働きたくても時間が合わないという場合もあるようです。

勤務する時間が日によって異なりがち

例えば予約が入っているからと早めに出勤しなければならなくなったり、遅くまで利用客が帰らないことで後片付けができず退勤時間が延びたりなど、当日の状況により勤務時間が変わることもあるかもしれません。 従業員としては、勤務前後の予定が立てにくくなってしまったり、体力的につらいと感じてしまうことで働きにくさを感じる原因になることもあります。

人手不足を改善させるためにはどうすればよい?

人手不足の原因となっているのは飲食業界ならではの理由といえますが、少しでも長く働いてもらうためには働きにくいと感じる部分を払しょくできることが必要です。 例えばシフトの提出サイクルをできるだけ短くしたり、シフトを組む人数を増やして業務負荷を下げたりすると、希望に合う時間帯で働きやすくなるでしょう。 また、長く働いてくれた従業員には時給を上げたり、賄いを無料で提供したり、売上が良かったならボーナスを支給するといったことでモチベーション向上にも繋がります。

改善できることを無理なくはじめてみる

飲食業界で働く従業員は、労働と賃金が見合わないと感じて辞めてしまうことが多いようなので、働きやすさだけでなく待遇も改善させることで人手不足の問題が解決できる可能性は高くなります。 飲食店によってできることにも限界があるかもしれませんが、可能な範囲で業務と待遇の見直し検討するようにしてみてはいかがでしょう。