小売飲食業情報ラボRetail and Restaurants Information Lab

飲食業界や外食産業のトレンドワードとして取り上げられることが多いのは?

2019.12.16
分類:その他
平成から令和に時代が移り変わったことで、飲食業界のトレンドワードと呼ばれるものも変わってきています。 現在、飲食業界や外食産業で注目を集めているトレンドワードとは、持ち運びが可能となるポータブル、それにグルメを掛け合わせた「ポータグルメ」です。 日本では高齢化が進み、外に出掛けることなく自宅で外食した時のようにおいしい料理を味わいたいというデリバリーサービスの需要が高まっていますが、大手外食産業が次々にデリバリー事業に参入しているところです。

一番のトレンドはデリバリーサービスの普及!

アメリカ生まれの配車サービスである「ウーバー」が行う「ウーバーイーツ」は、フードデリバリーのサービスで日本でも2016年からそのサービスが開始されています。 配達を行う人員を事前に確保し、配達用に使用するバイクなどを購入しておかなくても、事前に登録されたパートナー配達員と呼ばれる方たちが指定した場所に注文のあった料理を届けてくれるデリバリーサービスです。 これまで人員確保などの問題でデリバリーに参入できなかった店舗なども、このウーバーイーツによりデリバリーを開始している動きが活発になりました。 さらに日本でもアプリ保有率1位とされる「LINE」が提供している「LINEデリマ」なら、LINE上から簡単に注文が可能となるなど、デリバリーを身近で気軽に使いやすい環境が整備されてきているといえます。

飲食業界のトレンドとして挙げられるキャッシュレス化

そして2020年東京オリンピックに向け、急速に進められている代金の支払いのキャッシュレス化。飲食業界など外食産業でもトレンドとなっている部分であり、世界的に見て遅れを取っているキャッシュレス化の普及に注目が集まっています。

外食トレンドで注目され続けている本物志向

外食する方は、家で自炊をすることが面倒だからという理由もあるでしょうが、やはり家で食べるものとは違った料理を味わいたいと考える方も多いからです。 その外食トレンドとして注目され続けているのが本物志向であることで、安いものをたくさん食べることができるより、高くて量はそこそこでも質の良いものを求める傾向が高まっています。 産地や見た目にこだわった自然素材の本格志向なのか、限定された生産品など高級なものを好んで選ぶ高級志向なのか、それとも糖質オフやグルテンフリーといった食材を利用した料理を好む健康志向なのかなど、どの質の高さを重視するかは人それぞれです。 ニーズに合わせた料理を提供できることが、今後、飲食業界で生き残る上で重要となることは間違いないといえるでしょう。