飲食業界にこれから進出するなら動向やトレンドの研究は重要!
市場規模の大きな飲食業界ですが、もしこれから飲食店などを経営しようと考えるのなら、業界の動向やトレンドなどを徹底研究しておくことが必要です。
特に外食産業などについては、新型コロナウィルスなどの影響で事業が停滞してしまったり廃業を余儀なくされたりと、大きな打撃を受けている状況といえます。
ただ、人々の生活に欠かすことのできない「食」に関する業界ですので、本来どのような時期が閑散期や繁忙期となるのかなど、業界特有の特徴などをしっかり研究しておきましょう。
飲食業界の閑散期と繁忙期
飲食業界を大きく分けると、ファストフードやレストランなどの営業給食、学校給食や社員食堂といった集団給食、居酒屋や喫茶店などの料飲主体部門に分類されます。
その飲食業界かにより閑散期や繁忙期などは異なりますが、たとえば料飲主体部門での閑散期なら、季節のイベントがない時期、賞与や年末年始による散財での反動などの影響が出やすいといえます。
特に2月と8月を「ニッパチ」と呼ぶこと、飲食業界では閑散期をあらわす言葉として知られています。
8月はお盆休みなどもあり、人の動きが盛んになるため影響は少ないですが、新年会シーズンの終わる1月中旬から2月は閑散期となってしまいます。
人材雇用に適した時期とは?
飲食店などでの人材雇用の対象は学生アルバイトなどが多いため、就職が決まり新生活をスタートさせることで一斉に辞めてしまうこともあるようです。
そのため学生アルバイトを雇用する場合には、いつまで働くことができるのか事前に確認し、たとえば3月で辞めるのなら1~2月あたりから求人募集をかけておくことが必要となるでしょう。
主婦などパートタイム労働者を雇用するのなら、パートでの求職者が増える4〜5月、または9〜11月に求人募集をかけることが良いと考えられます。
3月や8月は、子どもの学校などが長期の休みとなっているため、働きたくても働きにくいと感じる主婦も少なくないからです。
販促活動のために得ておきたい情報
飲食店だけでなく、販促活動を行うのなら季節のイベントや客数の変化などをとらえておくことが必要です。
中には地域ならではのお祭りなどのイベントや、近隣の商業施設などで開催されるイベントなど、独自情報なども得ておくことで販促活動による効果を得やすくなります。
繁忙期の間には数か月後に訪れる閑散期に向け、リピーターをしっかり増やしておく取り組みも必要です。近年ではSNSなどを駆使したリピーター活用方法などが多く利用されていますので、どのように宣伝するのかしっかり検討していきましょう。