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飲食業界で取得しておくとよい資格とは?従業員のスキルアップにも

2019.10.29
分類:その他
食に関する完全や信頼を求められる業種である飲食業界。飲食業界で店を経営する場合や、従業員にスキルアップしてもらう時に、どのような資格を目指すとよいのでしょう。 飲食業界で役立つ資格は色々ありますが、ごく一般的に取得しておくとよい資格を中心にご紹介します。

調理師

食品に関する栄養や衛生、そして料理に関しての知識や技術が身についていることを証明する国家資格です。 調理専門学校などで必要な知識や技能を習得するか、2年以上の実務経験を積んで、調理師試験に合格すれば資格を取得できます。

栄養士・管理栄養士

栄養士は都道府県から、管理栄養士は国から免許を受け取ることができますが、専門知的な知識と技術で栄養指導や給食管理、栄養管理を行う資格です。献立の栄養素の計算などが身につくので、食と栄養の専門職として活躍できます。 管理栄養士養成課程または栄養士養成課程のある大学や短期大学、専門学校で所定の専門課程を修得し卒業することが必要になります。 さらに管理栄養士になるためには、管理栄養士養成施設なら卒業後に管理栄養士国家試験に合格すればなれますが、栄養士養成施設を卒業した方は修業年数と実務経験が5年以上必要であり、その後、同様に管理栄養士国家試験に合格しなければなりません。

製菓衛生師

菓子製造業を営むのなら取得しておきたい資格で、お菓子作りの知識や技術、公衆衛生学、衛生学、食品添加物など、食の安全に関しての専門知識を得ていることを証明できる国家資格です。 製菓衛師養成施設で1年以上製菓衛生師として知識や技能を修得するか、2年以上の菓子製造業に従事することで製菓衛生師の試験を受けることができ、合格すれば資格を取得できます。

ソムリエ

ワインの専門的な知識があることを証明できる資格で、主にワインに関する知識、衛生面、サービス、食文化の向上といった分野での知識も必要です。ソムリエはフランスなどでは国家資格として扱われていますが、日本では民間資格となっています。 テイスティングの実技試験がありますし、接客サービスの実技試験も必要です。試験は1次から3次まで行われますので、けっして簡単に取得できる資格ではないと理解しておきましょう。

飲食業界で取得しておくとよい資格は色々!

他にも飲食業界で役立つ資格は色々ありますが、主に一般的なものや飲食店を運営する上で役立つ資格をご紹介しました。 どの資格にも共通しているのは、食に関しての知識や安全性、信頼などを証明するために必要な資格であることなので、もしこれから資格を取得しようと考えている方、従業員などに取得させようと考えている方は参考にしてみてください。