飲食業界が多忙になる忘年会シーズン!その後の売上も最大化させるために
忘年会シーズンに突入すると、飲食業界は一気に慌ただしさを増すこととなります。
世間はお祭り気分で盛り上がる中、飲食店は日々忙しい状態が続くので、提供する料理の食材などの仕入れに不足が発生しないように気を使わなければなりませんし、店内スタッフなども補充することが必要になる場合もあります。
そこで、これから忘年会シーズンを迎える前に、売上を最大化させるためにどのようなことに注意しておけばよいのか確認しておきましょう。
多忙な時期がずっと続くわけではない
忘年会や新年会、歓送迎会シーズンなど、人が多く集まる機会が増える時期になると商売繁盛でこのまま業績は伸び続けると錯覚してしまいがちですが、一時期の忙しさに満足してはいけません。
多忙な時期は永遠ではありませんので、忙しさゆえに足を運んでくれた方に十分なサービスが提供できないと、その後の売上に繋がりにくくなるでしょうし、本当なら売上に変わっていたはずの顧客の取りこぼしが多く発生することとなります。
時間を制限して予約を取る
まず注意したいのは予約の受け方です。
週末のゴールデンタイムに予約が集中することがほとんどですが、どれだけ多くの方に店を利用してもらうかにより売上も変わってきます。
そこで、忘年会シーズンなど多忙な時期は、宴会時間を2時間くらいで設定するようにし、次の宴会予約が入っていることを告げて回転数を増やすようにしましょう。
予約の連絡は誰が受けることになるかわかりませんので、誰がみても一目でどの日時に予約が入っているか把握できるように、時間軸で表を作成しておいてください。
予約なしで来店した方に対する対応
予約なしで当日店を訪れる方もいるでしょうが、予約で満席の場合や、座席数の関係から受け入れが難しい場合も発生します。
この場合、あとどのくらい待てば席の準備ができるのか伝え、空いたら連絡できるよう携帯電話の番号を伝えてもらうといった工夫をしましょう。
また、あと少しだけ時間をずらしてもらうと予約の席が空くという場合には、その時間にまた来店してもらえるように伝えてみます。
もし交渉したものの断らなければならなくなった場合には、次回に来店してもらえるように1か月以内ならドリンクが無料や割引されるサービス券や食事券を渡すと、次に繋がりやすくなります。
顧客とりこぼしは作らないように!
忘年会など飲食業界が多忙な時期は、待っていても顧客は集まってきやすいですが、閑散期などは待っていては顧客は集まりません。閑散期を乗り越えるためには広告を打ちだしたり、何らかの工夫が必要ですが、もともと興味を持って店を訪れてくれた方にアプローチしない手はないでしょう。
もし予約で満席状態であり、入店してもらうことができなくても次回に来てもらえるような工夫をしておくことを検討してください。