飲食業界で徹底して行いたいのは消毒など衛生管理
いまだ収まることのない新型コロナウイルス感染症の影響ですが、中・長期的な対策を必要とする中、飲食業界などでも消毒など衛生管理が重要と考えられます。
感染を拡大させないことを重要視しながら、飲食業界が一丸となり本気で取り組んでいくことが飲食店経営に大切なことといえるでしょう。
2020年6月からは、1年間の経過措置は設けられているもののHACCP(ハサップ)が義務化されました。それにより、より飲食店には厳密な衛生管理が求められるようになったともいえます。
徹底するべきといえる消毒などの衛生管理
新型コロナウイルスの感染を予防するために、店舗で働く従業員がウイルスを持ち込まないように注意することはもちろんのこと、利用客にもウイルスを持ち込まないようにしてもらうことが必要です。
そこで、店頭の入り口にはアルコール消毒液を設置し、入店前に手指の消毒をしてもらうといったこともリスク対策として行いましょう。
アルコール消毒液を設置することによって、衛生面に配慮できている店であることをアピールすることもできます。
利用客が安心するためにも必要なことですし、アルコール消毒を促せば店内の衛生面を徹底できます。
人が触れやすい部分は消毒を
新型コロナウイルスは飛沫感染だけでなく、接触感染という形で感染を拡大させます。そのため、前の利用客が退店した後には、使用していたテーブルやメニュー表、卓上調味料などを消毒しましょう。
さらに不特定多数の方が触れることとなるドアノブやエレベーターのボタンなどもこまめに清掃・消毒を行うように心がけましょう。
最近では注文の際に各テーブルに備え付けられたタブレット端末を使用するケースが増えていますが、タブレット端末を介した感染などのリスクも十分に考え、忘れず消毒しておくようにしてください。
箸・カトラリーはなど必要な分だけ提供を
最近の飲食店では、各テーブルに上記のタブレット端末に加え、箸やカトラリー類を入れたケースなどをすでに設置していることもあります。
しかし不特定多数の方が触れることになるので、事前に設置することは避け、必要な分だけ提供する形式のほうがよいといえるでしょう。
この機会にキャッシュレス決済導入を検討してみては
現金を扱えば不特定多数の人が触れることになるため、カードの受け渡しを伴わないQRコード決済などのキャッシュレス決済の導入も検討してみましょう。
また、以上の対策に加え体調が悪い従業員などは出勤させないこと、正しい手洗いを実行することも同時に心掛けるようにしてください。