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福祉事業開業数の傾向とは?事業数の推移や職員数減少問題を紹介

2025.08.20
分類:経営

厚生労働省老健局は、令和6年1223日に開催した社会保障審議会介護給付費分科会で、「改定検証調査における自治体調査(アンケート)の集計状況」のレポートを提出しました。

 実施された調査は、自治体へ介護事業所数の変化などをヒアリングし、集計した結果です。

 令和66月~8月の事業所数がどのように変化したのか確認できます。

 そこで、福祉事業開業数の傾向について、「改定検証調査における自治体調査(アンケート)の集計状況」のレポートを参考に、事業数の推移や職員数減少問題を紹介します。

福祉事業数の推移

 令和668月の3か月間における介護事業所数は、回答した自治体の合計数値は訪問介護で休止数・廃止数合計563でした。

 再開数と新規開設数も合わせれば583あり、事業所数は20増えています。

 また、訪問看護では休止数・廃止数合計414、再開数・新規開設数合わせれば844で、事業者数430増加となっています。

 介護老人福祉施設は、休止数・廃止数合計4、再開数・新規開設数を合わせれば16だったため、12増加となりました。

  

訪問系・通所系の職員数減少問題

 1225日に公表された「令和5年分 介護職員数の推移の更新」では、令和5年10月1日時点の介護職員数が約212.6万人で、前年よりも2.9万人減少していました。

 サービス種別ごとでは訪問系53.8万人(前年比1.6%減少)・通所系34.4万人(前年比2.3%減少)・入所系102.6万人(前年比1.0%減少)となっています。

 要介護・要支援の認定者数は705万人で、前年比1.1%増加していました。

  

 サービス提供に関する課題

 福祉サービスは、どの地域でも平等に利用できるわけではありません。

 たとえば、中山間や離島などにおけるサービス提供に関する課題を感じる自治体は多いといえます。

 その理由は、介護人材が不足していることや、訪問介護事業所数が十分ではないからです。

 利用者の自宅まで遠く、時間やコストがかかりすぎることや、中山間部などの利用者が通所系サービスを利用する場合、送迎困難であるためサービスを十分に提供できない場合も少なくないといえます。

 また、離島では悪天候などで渡船が欠航となり、訪問介護職員などが島へ渡れない場合も見られます。

 そもそも事業所が少なく、人材が潤沢ではないため、訪問介護のサービスの提供が不足しがちです。

 安定したサービス提供を継続して行えないため、移動時間を評価した加算の再検討も求められています。