
日本介護福祉士会は、介護福祉士の資質向上と社会的地位確立を目的とした全国組織です。
活動内容としては、介護福祉士の専門性を高める教育・研修活動・制度改革への提言、倫理規範の啓発などの取り組みを行っています。
福祉サービス事業者の現場の質向上と、利用者の保護に寄与します。
高齢化が進む日本では、介護福祉士の役割は今後さらに重要となり、専門職集団の中核的存在といえます。
そこで、日本介護福祉士会について、歴史や活動内容、今後期待されることを簡単に紹介します。
日本介護福祉士会は、1987年に介護福祉士法に基づいて設立された法人です。
全国の都道府県に支部を持つ組織であり、現役の介護福祉士や資格取得者などが会員となり、情報交換やネットワーク形成を促進しています。
主に研修制度の整備や資格制度普及などを進めている、会員数数万人の国内最大規模の介護職専門職団体です。
日本介護福祉士会の活動内容は、教育研修・広報・政策提言・倫理啓発の4つの分野に分けることができます。
教育研修の分野では、介護技術・認知症ケア・感染症対策などの専門性を高めるため研修会や講習会を開催します。
広報活動の分野においては、介護福祉士の役割や社会的な役割を伝える広報誌やウェブサイト運営を行っています。
さらに、介護保険制度や福祉施策を改善するための意見書を取りまとめ、行政や関係団体に提出するといった活動や、介護福祉士としての行動規範や理念を普及させる取り組みを行っています。
日本介護福祉学会では、会員に対する支援も行っています。
介護現場で起こる問題や悩み、事例などを共有し、キャリア形成の支援や資格更新に向けた情報提供などのサポートを実施します。
また、地方支部や分科会を通じた地域ごとのネットワーク形成で、会員同士での情報交換のきっかけづくりとしての役割も担います。
日本介護福祉学会には、人材不足への対応や介護福祉士の社会的地位向上、提供するサービスの質向上を目指す取り組みへ貢献することが期待されます。
高齢化社会が進む中で、現場はさらに多様化・高度化するでしょう。
福祉現場が働きやすい環境でなければ、人材不足は解消されません。
職員が孤立することのないように、同じ立場の者同士情報を共有できる場を与え、安心して福祉分野で活躍できる環境づくりに向けた活動を行うことが求められます。