
福祉事業における血圧計とは、利用者の健康管理を日常的に行う上で欠かせないツールといえます。
血圧計で日常の健康状態を確認することは、重篤な疾患を予防したり早期発見したりすることに大きく貢献するからです。
現在、血圧計などを含む様々な医療機器のテクノロジーが進化しているため、今後はさらに血圧管理を効率的に進めやすくなるでしょう。
高齢化社会における福祉事業の根幹を支える医療機器である血圧計とシステム導入が進めば、効率的で質の高い福祉サービス提供につなげられます。
そこで、福祉事業における血圧計の役割について、血圧管理が重要な理由を解説します。
福祉事業のうち、たとえば介護施設で介護職員が利用者の血圧を測定するときには、医療行為に該当しない自動血圧測定器(電子血圧計)を使うことが一般的です。
水銀血圧計を使うと医療行為とみなされるため注意しましょう。
近年では、デジタル技術を取り入れた血圧計が普及しているため、福祉事業での利用者の健康管理において、さらに活用しやすくなっています。
以上を踏まえた福祉事業における血圧計の役割は、主に以下の3つと考えられます。
・管理の効率化
・管理の継続化
・自己管理の促進化
通信機能が備わったスマート血圧計などを活用すると、測定したデータが自動的にクラウドやアプリへ送信されます。
介護記録記載の手間や時間の軽減や、転記ミスなどの防止につなげられるでしょう。
利用者が自宅で測定した血圧の測定値を、医師や介護関係者が遠隔確認できるシステムを使うことで、来院頻度を減らしながらも健康管理を継続できます。
血圧管理アプリを使うことで、グラフなどから血圧推移を視覚的に把握でき、健康管理を自主的に行うように促せます。
福祉施設や在宅介護などの福祉事業において、利用者の血圧管理が重要な理由は、主に次の2つです。
・利用者の健康状態の把握が必要
・生活習慣病・介護状態の予防が必要
デイサービスや入所施設では、利用者が到着したときや活動を行った前後で血圧を測定し、普段との違いを早期に察知します。
高血圧の方は、減塩や適度な運動、体重管理などが必要です。
血圧測定を含む生活機能評価により、心身の衰えを把握でき、介護を必要とする状態への移行を回避しやすくなるでしょう。