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建設工事業はブラック企業が多い?見分け方や特徴について紹介

2024.06.30
分類:総務

ブラック企業とは、長時間労働や過剰なノルマ、残業代など賃金不払いにハラスメント行為といったコンプライアンス意識の低い企業のことです。

 離職率は高く、労働者を使い捨てとして扱うなど、劣悪な就労環境のことが多く、人を雇用しても続きません。

 建設工事業はブラック企業が多いと言われていますが、実際には従業員の働きやすさなどに配慮した業者もたくさんあります。

 そこで、ブラック企業の見分け方や特徴について紹介していきます。

ブラック企業とは

 「ブラック企業」とは、劣悪な環境で労働者を働かせる会社のことです。

 定義があるわけではないものの、ブラック企業と呼ばれる会社には以下の共通点があります。

 ・極端な長時間な労働を強いる

・極端な厳しいノルマを課す

・残業代の不払いが横行している

・ハラスメントが横行している

・コンプライアンス意識が低い

・従業員に過度の選別を行う

 

 ブラック企業の見分け方

 さらにブラック企業か見分けるには、次の2点に該当するか確認しましょう。

 ・長時間労働・休日出勤の多発

・残業代の未払い・固定

 

それぞれ説明します。

 長時間労働・休日出勤の多発

 建設業界は人手不足が深刻化している上に、天候に左右されたり資材調達などが影響したりといった問題で、作業日程のズレにより残業や休日出勤が発生することもめずらしくありません。

 仕方のないこととはいえるものの、残業や休日出勤があまりにも多すぎれば、休みを取ることのできないブラック企業といわれてしまいます。

 毎週1回・4週間を通じて4回以上は休日を与えることが必要であると再認識しておきましょう。

  

残業代の未払い・固定

たとえ残業や休日出勤が多い場合でも、収入が増えているのなら問題なしと考える従業員もいます。

しかし残業代不払いや、休日出勤が割増になっていない場合など、ブラック企業といわれても仕方ありません。

給与形態が固定残業代になっている場合もブラック企業といわれやすくなります。

固定残業代は、あらかじめ時間外労働時間が決められており、毎月定額で残業代が市は割れます。

仮に月間20時間の固定残業代が設定されていれば、月に30時間の時間外労働しても20時間分しか残業代は支給されません。

また、ノルマ達成により支給される手当が給与の多くを占める給与形態も、達成できなければ収入が減少するため、ブラック企業とされやすいといえるでしょう。