
安全大会とは、建設業界で労働災害防止と安全意識向上を目的に、開催する集会です。
労働安全衛生に関する知識を深めつつ、事故や災害を未然に防ぐ対策を共有して、建設工事業全体の意識を高めます。
建設工事業は、他の業界よりも労災事故の発生率が高いため、安全意識づくりが重要です。
そこで、安全大会について、建設工事業で行う理由と内容を簡単に紹介します。
建設工事業の安全大会とは、事故や災害を防ぐための安全衛生に関する知識を深める集会です。
現場の作業員はもちろんのこと、取引先や取引関係会社の方など、工事に携わる方たちが参加します。
建設業は他産業よりも危険な作業が多い業種のため、現場で使用する工具や機械の使い方を間違えば、ケガを負うリスクや生命を脅かされる恐れもあるため注意が必要です。
そのため、現場の安全意識を高める上でも、安全大会の開催は必要といえます。
建設工事業の安全大会では、安全や健康に関する講話やセミナーも行われます。
会社代表者や現場責任者が、以下の内容を話すことが一般的です。
・現場の安全対策
・ヒヤリハット
・安全な職場環境形成の心構え
また、労働安全衛生に関するビデオの上映や、地震や火災などの災害対策の一環として避難・消火器訓練も行われます。
救命講習でAEDの利用方法やケガの応急手当、心配蘇生法なども学びます。
安全な現場形成に貢献した作業員については表彰されます。
建設工事業の安全大会は年に1度開催されます。
開催時期に関する明確なルールはないものの、5〜8月に開催する企業が多いのは、厚生労働省や中央労働災害防止協会の全国安全週間の一環として開催することが多いからです。
なお、全国安全週間は、現場の安全活動推進に取り組むキャンペーンであり、毎年7月の第1週目に行われています。
建設工事業の安全大会は、国に推奨されているものの、法的に開催が義務付けられているわけではありません。
平成7年の「元方事業者による建設現場安全管理指針について」における労働災害防止対策の1つが、「元方事業者が主催する安全大会等への参加」です。
加えて労働安全衛生法では、事業者に対して労働者の安全・健康を確保する義務があることと、作業員に労働安全に関する教習・講習を行う義務があることを明記しています。