
建設工事業における事故保険とは、工事現場で発生した事故による損害や、第三者に対する賠償責任へ備えるための補償です。
たとえば、加入が義務付けられている労災保険以外にも、建設工事保険・請負業者賠償責任保険などが該当します。
どれほど注意していても、建設現場で事故が起こらないとは限りません。
万一に備えるためにも加入しておきたい保険といえますが、建設工事業の事故保険について、工事中の火災や災害をカバーする保険を紹介します。
建設工事業が、現場の事故に備えて加入する保険として、まずは強制加入の労災保険が挙げられます。
労災保険は、労働者が業務中にケガをしたり、病気になったり、死亡した場合に、その労働者や遺族に対して、保険給付を行う制度です。
任意で加入できる保険では、建設工事保険や請負業者賠償責任保険が挙げられます。
まず、建設工事保険は、工事中に起こった火災・盗難・自然災害などの事故で、建物や資材などの工事対象物が損害を受けたとき補償する保険です。
請負業者賠償責任保険は、工事中に第三者にケガを負わせたときや、第三者の財物を破損させた場合に負う法律上の賠償責任を補償します。
建設業者が事業を円滑に進め、万一の事故に備える上で重要な役割を果たす保険といえるでしょう。
建設工事保険とは、工事現場で起こった突発的な事故によるモノに関する損害への保険です。
モノが対象のため、人に関する損害は対象に含まれません。
人為的ミスや自然災害、悪意のある第三者による被害は、対策を講じていたとしても完全には防げません。
不足かつ突発的な事故でのリスクや不安を軽減するために、建設工事保険に加入しておくとよいでしょう。
建設工事保険の対象は、新築・増築・改築・改装・改修などの建築工事です。
また、解体工事や土木工事などをメインとする工事については、対象に含まれないケースもあります。
また、建設工事保険の対象になるのは、以下のとおりです。
・工事の目的物(本工事に付随する支保工・支持枠工・足場工・土留工・防護工その他の仮工事の目的物)
・工事用仮設物(工事で仮設する電気配線・配管・電話・伝令設備・照明設備・保安設備)
・現場事務所・宿舎・倉庫その他の工事用仮設物・これらに収容されている什器・備品(家具・衣類・寝具・事務用品)
・工事用材料・工事用仮設材